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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

梅田での飛び降り自殺。飛び降りる瞬間を撮っている野次馬たち

お昼で賑わっている百貨店のビルで突然起きた

2019年5月。大阪梅田駅周辺の百貨店の屋上で女子高生が立ったり、座ったりを繰り返していた。
警察や救急車が到着し警察官が40分ほど女子高生を説得していましたが、警察官の説得も虚しくあともう少しで手が届きそうなところで、女子高生はビルの屋上から飛び降りました。

梅田では野次馬で溢れかえっていた

梅田の百貨店の前にはたくさんの人がおり、その大半はスマホを向けながら百貨店の屋上にいる女子高生を撮影。
人が飛び降りる瞬間なんてあまり見たくないと思うのが普通だと思います。
しかし、その場にいた人たちはスマホを向け動画撮影。

SNSには撮影された動画が世界中に拡散されていました。

動画をSNSに載せる行為

亡くなった女子高生、家族のことを考えると自分の子どもが飛び降りた瞬間が拡散され、映像として残されているなんて心が痛みます。
Twitterのトレンドには『飛び降り』という言葉が上がっていて、動画が自動再生されました。
地面に体を叩きつけられる音。周りの悲鳴。ほんの数秒の動画で私の気分は一気に下がり、鳥肌が止まらず、ずっと寒気がしていました。

80年代アイドルの事件を思い出す

野次馬たちが撮影した動画を見ている途中、80年代に活躍した岡田有希子さんを思い出しました。
岡田有希子さんは人気絶頂の時に、ビルから飛び降り自殺をしました。
岡田さんが飛び降りた際、報道陣が岡田さんの遺体を撮影。そして週刊誌に掲載されていました。
遺体を週刊誌に載せるだなんてどういう神経しているんだろうと怒りがこみ上げたことを思い出しました。

自殺が最も多い5月6月

先日精神的にやられてしまい、深夜に家の最上階から飛び降りようと考えていました。
色んな幻覚や幻聴も酷く「生きている意味がないな」と感じていました。
そんなことを考えてしまう自分自身に危機を感じていました。

病院で処方された頓服を思い出し、服薬をすると生きている意味が感じない虚無感やそういった気持ちは少し収まりました。

GW明けに罹りやすいといわれている五月病。5月に発症するものですが、6月でも六月病と言うものがあります。
4月の環境の変化や、連休明けなどに起こる病気です。

憶測が飛び交うSNS

梅田の飛び降り事件でネット上で憶測が飛び交ってます。

『アイドルのオーディションが落ちたから』『アイドルのコンサートが落選だったから』と色々噂されていますが、自殺した理由など女子高生本人しか分かりません。
自殺した女子高生は周りの人に相談が出来なかったのか。周りにSOSを出せなかったのか。

そう簡単に誰にも相談できず、一人で悩み自殺願望だけが募っていくのです。

一人で悩まずに誰かに話を聞いてもらうだけでも・・・

どうしても自殺願望が強いと人の話を聞くにもなれず、自分以外の言うことは聞かないなどと思ってしまいます。

どんなに説得されてもその人の心は動かないです。自殺願望を強くした原因は人それぞれですが、意外と身近だったり、日本という社会そのものが原因だったりします。

自殺願望が強かった時期の私は、死にたくても死ぬ勇気が出なかったのでネットの掲示板で話を聞いてもらったりしていました。それでも自殺願望はありましたが、人に話を聞いてもらうだけでも心が少し軽くなった感じがしました。

行き詰まったり、死にたいそんな気持ちが出たら、少し話を聞いてもらうだけでも自分自身の心が少しでも軽くなればいいなと思います。

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