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2018.7.10:フリーペーパーVol.28発刊!

飲酒も度が過ぎれば毒、知っておくべきアルコール性認知症

春はお花見や新人歓迎会など賑やかな宴席も多くなり、「イッキ飲み」等による”急性アルコール中毒”で救急搬送されたというニュースが毎年のように報じられます。お酒の飲み方次第では、命に関わることも・・・。

「イッキ飲みはしないから、自分は大丈夫だ!」と安心しているあなた、油断は禁物!

「アルコール性認知症」という、”長年の飲酒”が引き起こす恐ろしい病があるのです。

長年の飲酒が原因、アルコール性認知症の怖さ

アルコール性認知症とは、アルコールを多量に飲み続けたことにより、脳梗塞脳血管障害ビタミンB1欠乏による栄養障害などを起こした結果、発症するとされている”認知症”です。

また、アルコールを多量に摂取し過ぎることだけでも、脳が萎縮すると言われています。

認知症は高齢者に多いと思われがちですが、このアルコール性認知症は、高齢者だけでなく若い世代にも見られるため、年齢に関わらず全ての世代で注意する必要があるのです。

アルコール性認知症の症状は?

  • 物忘れなどの記憶障害:(自分の体験した出来事や過去の記憶が抜け落ちてしまう障害。自覚がないため日常生活に支障をきたす。)
  • 周囲の状況が理解できなくなる見当識障害:(時間や季節、今いる場所、人がわからなくなるといった障害。)
  • 作り話をするようになる:(記憶障害により忘れてしまった部分を、覚えているものをつなぎ合わせて埋めようとしている。意図的に嘘をついている訳ではない。)

また、アルコール依存症と同じような症状も

  • 歩行が不安定で、何かにつかまっていなければ歩けなくなる。
  • 「うつ」のように意欲を失くし、寝てばかりだったり、好きなものにさえも興味を示さなくなる。
  • 興奮しやすく、幻覚が見えたり、攻撃的で暴力をふるうようになる。
  • 行動に抑制が効かなくなり、欲しいと思ったものを盗んでしまったり、他人の食べ物であっても食べてしまうなど、思うがままに行動を起こしてしまう。

身近な人がアルコール性認知症になってしまったら?

アルコール性認知症の場合、”断酒”、つまりお酒を断つことで症状の改善が見られることがあるそうです。

しかしながら、年齢、脳の萎縮の程度、脳血管障害などの有無によっては、大きな改善が見られないことも。

そして、脳の萎縮は飲酒期間が長ければ長いほどひどくなると考えられています。

だからこそ、多量のアルコールを飲む生活を少しでも早く改善することが、発症リスクを抑えるために重要なのです。

アルコール性認知症を予防する!

それでも「お酒が飲みたい!」「断酒は難しい!」という人も多いでしょう。

幸いアルコール性認知症は”原因”がはっきりしている病です。そのため予防することも可能なのです。

  • お酒を飲む時は多量ではなく、適量にすること!(目安は、日本酒:1合、ビール:大瓶1本、ワイン:グラス1杯
  • 肝臓を休ませる休肝日を作ること!
  • 脳の栄養失調を防ぐためにもバランスの良い食事を心がける!(ビタミンB1だけに限らず、ビタミン不足は認知症になりやすくなります。)

生涯楽しくお酒を飲むためにも、若いうちから適量の飲酒を心がけるようにしましょう。

”百薬の長”も、度が過ぎれば”毒”となり得る!

お酒を多量に飲み始める原因はさまざまですが、「ストレス発散」、「寂しさを紛らわす」、「イライラから」、「寝付けないから」などの理由が多いようです。

なかでも特に多いのが「ストレス発散」目的の飲酒。しかし、ストレスの発散にお酒を使うと、その量は次第に増えていってしまう恐れが高く、挙げ句の果てにはアルコール依存症になる可能性も。

また、寝付けず眠るためにお酒に頼るのも危険。続けているうちに身体がアルコールに慣れて眠れなくなり、結果として飲酒量がどんどんと増えてしまうのです。

お酒にすがった結果、逆にお酒に身体や人生を蝕まれてしまっては、本末転倒です。

お酒に頼って何かを解決しようとしても、その場しのぎに過ぎません。それを繰り返していると、”アルコール依存症”になる恐れがあり、その先には”アルコール性認知症”などの病が待っているかもしれないのです。

 

まずは生活習慣を見直すことから始めましょう。「適度な運動」「バランスの取れた食事」「お風呂にゆっくり浸かる」などを心がけ、”生活のリズム”を作ってアルコールに頼らない生活を送ることが大切です。

脳の検査等を定期的に受けてみるのも良いかもしれません。

飲酒量を少しでも減らして、アルコール性認知症を防ぎ、元気で楽しく長生きしましょう!

もちろん飲酒は20歳を過ぎてから。

via:認知症ねっと

via:安心介護