発達障害の子供にとって、美容室は怖い場所だ。その特性から、じっとしていられなかったり、バリカンやドライヤーなどの大きな音が苦手だったり…、子供にとって幾つもの壁が存在する。

その壁を乗り越えるための講習会が9月の初めに行われた。講師は京都市の美容師、赤松隆滋さんだ。

6年前にバリカンやドライヤーが苦手な8歳の男の子に出会った彼は、その特性を理解せずにバリカンのスイッチを入れた。その瞬間、それまでじっとしていた男の子がパニックを起こし、大泣きしながらダーッと走り出してしまったそうだ。

以上のような事例以外にも、美容室での子供の対応に悩んでいる親は多い。

散髪に悩む親は多い。暴れるために何軒もの美容室で断られたり、お店に入ることを怖がったり。親が家で切るのも大変だ。赤松さんは髪が肩まで伸びている男の子や、「寝ている時にはさみを入れて1週間かけて切っている」と話す母親に出会った。

「無理やり切っても、トラウマになるだけ」と話す赤松さんは、様々な対処法を編み出している。

親や自分の髪を切ってみせて「痛くないよ」と伝えるのも有効という。

 親に対しての助言もあった。事前に美容室のホームページなどで外観や美容師の顔を見せる▽「行くだけでいい」などとうそをつかない▽できなかったことがあってもがっかりせず、「がんばったね」とほめる、などだ。

発達障害児の特性は十人十色。
そのことを理解して、1人1人に適した形で、子供たちが笑顔で散髪を受け入れるように対処をする必要がある。言葉にすれば簡単だが、それを実行することはとても難しい。

それでも赤松さんは、これまでの経験から、発達障害を持つ子供たちが「散髪が好きになってくれるように」とNPO「そらいろプロジェクト京都」をつくり、仲間を募っている。

誰にでも得意不得意があるのだ。
そうして「美容室は怖い場所ではない」と、1人でも多くの子供が思ってくれるように、日々奔走しているという。

宮城)発達障害の子ども、髪切るには 美容師がこつ紹介:朝日新聞デジタル じっとしていられなかったり、大きな音が苦手だったり、発達障害の子どもにとって髪を切るハードルは高い。壁を越えるこつを伝える講習会が5日、仙台市であった。 京都市の美容師、赤松隆滋さん(42)は6年前…www.asahi.com

via:朝日新聞