今注目の「大豆肉」を食べてみました。
近年、肉や魚などを食べないという人たちのことを指す、ベジタリアンやヴィーガンという言葉をよく耳にするようになりました。そんな人たちを中心に、植物性でタンパク質が摂れる食品として「大豆肉」が注目を集めています。
今回、鹿児島市にお店を構える「寿草」への取材の際、店内で扱われている商品の試食をさせていただいた中で、個人的に興味深かった大豆肉の試食レポートを掲載していきます。
から揚げとハムで大豆肉を体験
ではそんな大豆肉がどんなものか、自分の舌で確かめてきました。今回「寿草」での取材の際、大豆肉で作ったから揚げ、ソイハム、その他店頭で取り扱われている様々な商品を試食させていただきました。その他の試食レビューはこちらの記事をご覧ください。
大豆肉のから揚げ
から揚げはこちらの「大豆からあげ」を使用しました。調理法はまず、本製品を水に戻しよく水気を切っていきます。この時水切りが甘いと、後々の味に影響が出てしまうため、しっかりと水気を取ることがポイントだそうです。その後の工程は一般的な鶏のから揚げと同様、下味をつけ、片栗粉につけて揚げていきます。今回は体に優しく、栄養価の高いこめ油で揚げてもらいました。
そして出来上がったモノがコチラ。
パッと見はいつも見る鶏のから揚げと一緒です。では肝心の味の方はと言うと・・・動物肉よりもあっさりとしているので、いくらでもいけてしまいそうです。また、口の中で噛んでいてもボソボソ感は無く、「これは、ほぼ肉でいいんじゃないか」という食感。ただ、牛豚鳥などの肉とも違い「新しいジャンルの肉」というのが個人的な感想です。
ちなみに「大豆からあげ」はから揚げ以外にも、煮物などに使うのもおすすめだそうです。
ソイハム
続いて「ソイハム(大豆肉のハム)」は、一口サイズに切り、シンプルにフライパンで焼いたモノをいただきました。
こちらのハムも、本来の動物性の肉とはちょっと違う食感が楽しめます。味も最初から下味がしっかりついているので、そのままでも十分楽しめました。一般的な動物肉から作られたハムと同じような使い方をしても違和感なく楽しめると思うので、パスタや炒め物などで活躍できそうな逸品でしょう。
日本の新聞メディアも注目
日本経済新聞では、12月3日発行分にて「第4の肉」として大豆肉の紹介と、動物性肉との食べ比べのレポート記事を掲載しています。
「第4の肉」食べてみた 鶏・豚ほぼ本物、でも牛は…? :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53035350W9A201C1W11300/
実際に食べ比べをした記者の批評として
・牛や豚の代替えとして考えるには難しい
・別物として割り切れば普通に美味しく食べられる。
と、自分と似た感想が書かれていました。
その他に金額面でみても、メーカーや日によっては、本物の肉よりも上回ることがあるようです。
それでもヴィーガンやベジタリアン需要だけでなく、健康や美容を意識した人からの需要も増え、大塚食品の推計では、2018年は170億、2020年には254億円という予想が出ているそうです。
海外ではファストフード店のメニューに大豆肉が?
様々な観点から注目が集まる大豆肉。海外では有名ファストフードチェーン店が、ベジタリアン、ヴィーガン用のメニューの開発・販売を始めており、着実に大豆肉が浸透しつつあるようです。2020年、東京五輪開催に向けて、インバウンド需要が増加傾向にある日本においても、食に関する様々な対応が求められています。そんな日本でも「大豆肉」が今よりも浸透する日もそう遠くはないかもしれません。
今回「寿草」の取材を通して今注目の「大豆肉」を含む健康に配慮された、様々な食材を頂きました。動物性の肉の代替というよりは、「新たな選択肢」という見方の方がしっくりくると、今回の試食を通して感じました。
鹿児島市にお住まいの日頃から食事を通して、健康に気を使っている方や、ベジタリアン、ヴィーガン食に興味のある方、一度「寿草」へ足を運んでみてはいかがでしょう?
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