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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

故人の想いを大切に

今回の記事は極めて個人的な内容です

つい先日、母の三回忌があり、お寺にて法要を行いました。母が亡くなり、もう2年になります。この2年間、色々な方に助けていただき、何とか生活をしてきました。母のことを想わない日はありませんでした。

三回忌が近づくにつれ、母が夢の中に現れるようになりました。夢の中で母はとても悲しそうな顔をしていました。たまに僕に対して𠮟責したりするので、夢からさめると、僕の心は傷つきました。しかし夢はあくまで夢、僕に心に問題があるのだろうと済ませていました。

三回忌が終わり…

お寺にてお経を聞いていると、神妙な心持ちになり、母の供養が出来た、と思えました。毎晩の夢のせいか、僕は疲れていました。「今日は眠れるかな」と思い、帰路に着きました。そして夜になって、就寝。母が夢に現れ、やはりとても悲しそうでした。朝、目をさまし、僕も悲しくなりました。何か出来ることはないだろうかと思い、ふと少年時代のことが思い出されました。

少年時代のある教訓

僕は小学生の頃、父から自分の部屋を与えてもらいました。父のお父さん、僕の父方の祖父の部屋をリフォームして、僕の部屋にしてくれました。父方の祖父は、僕が生まれる前に亡くなったので、どういう人か知りませんでした。父も語りませんでした。

僕の部屋が完成しました。父は大工でしたので、立派な部屋を作ってくれました。とても嬉しかったのを覚えています。それまでは兄と同じ部屋で、眠るときは父母と眠っていましたが、これからは自分の部屋でと、何だか成長した気持ちになりました。兄の部屋から漫画や服など自分の部屋に移しました。そして夜になりました。

それまで父母と眠っていたので、一人で眠ることは、やはり子供心に怖かったです。でもかまわず、布団に入りました。しばらくして金縛りになりました。記憶では、その時が初めての金縛りだったと思います。すごく怖く、目を開けることが出来ません。次に天井の方からすごい物音がしました。うなり声も聞こえました。その夜はとてもじゃないけど眠れませんでした。

両親と眠っていた自分が、自分の部屋に移った途端に眠れなくなったのが、恥ずかしいやらなんやらで、誰にも昨晩のことは言えませんでした。しかし夜になり、眠ろうとすると、金縛りは起きたし、物音や声も止みません。3日続いて、ようやく父に話しました。

「それはおまえが部屋を綺麗に使ってないからよ」と、父は笑って言いました。確かに読みっぱなしの漫画、脱ぎっぱなしの服、お菓子の袋など、僕の部屋は出来たばかりなのに、散らかっていました。「じいちゃんが怒っているんやが、綺麗にしなさい」と父は言いました。早速、部屋を掃除しました。会ったことのない祖父に恐怖しながら。その日の夜から金縛りも物音も声もピタッと止みました。

個人の使っていた物は大切に

現在、僕は母が使っていた電子レンジを使っています。雨が長く続いたせいで、部屋は湿気であふれていました。電子レンジも急激に汚れていき、しかしそれをほったらかしにしていた自分がいました。結構僕は部屋を汚くしてしまう傾向があります。昔のことを思い出し、電子レンジを見て、すぐに掃除をはじめました。掃除しながら、確かに浮かばれないよな、これでは…と反省しました。そして掃除をした夜から母は夢に現れなくなりました。

いかがだったでしょうか

僕は心霊現象の類は信じていないのですが、この世界は不思議なことも確かにあります。故人を大切にすることで、自分のマインドも整然となり、巡り巡って物事も良い方向へいくことを忘れないようにしようと思う今日この頃です。

それでは今回も読んでいただきありがとうございました!
(2024年2月15日時点)

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