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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

クローン病を発症して、下痢が酷かったときは本当に辛かった

毎日お漏らしをしてしまいオムツを履き、痔瘻の痛みと戦った

20歳を迎えた頃にクローン病の症状がものすごく激しくなりました。特に下痢が酷くなり、頻繁にトイレに駆け込む毎日。最悪にはトイレに行くまで耐えきれずお漏らしをしてしまい、オムツを履いて生活をしたり、合併症である痔瘻の痛みとも戦い、とても苦痛な日々でした。

トイレに行く回数が1時間に10回以上

14歳でクローン病を発症した僕は、絶食生活をしたり、栄養剤を飲んだりするなど、炎症している腸を休ませる治療を入退院しながら繰り返していました。

高校まではなんとか病気と付き合いながら無事に卒業できましたが、20歳を迎えたあたりから下痢の症状激しくなり、トイレに行く回数がものすごく増えたのです。

ほとんどが水状の便で排泄を何回も済ませても、またもよおしてきてトイレに直行。毎日下痢に襲われ、外に出るのも困難になりました。1日に10回以上はトイレに行くことも多くなり、「お漏らしをしてしまうのではないか」と怖くなって、徐々に家に引きこもり状態になってしまいました。

痔瘻も発症してしまう

何回も排泄して、お尻もウォシュレットでよく洗って清潔にしてました。
ある日突然、急にお尻に激痛が走って排泄するたびに肛門が痛くなったのです。
クローン病の合併症の1つである「痔瘻」を発症。

「痔瘻」は痔の中で1番酷い症状であり、肛門の近くに穴があいて臭い膿が出るのです。下着も膿で汚れることもあり、毎日パンツが汚れていました。

さらに肛門の近くで膿が溜まりはじめ、袋状に腫れ上がってきてしまい、まともに歩けない、座れない状態になりました。

排泄する時も、痔瘻の症状でウォシュレットを使うとさらにお尻が痛くなるので、お風呂のシャワーを弱めにしながら洗っていました。

オムツを履くことに

兄に肩を借してもらいながら病院へ行き、検査結果も非常に悪く、即入院となりました。

すぐに絶食生活となり、口にできるものは水分と飴玉、ガムなどしか口にできず。
下痢止めの薬なども色々と処方してもらいましたが、なかなか効果は現れず、自宅にいたときのようにトイレに行く回数は変わらず10回以上と多かったです。

お尻も痛く、廊下を歩くときも手すりを持ったり、壁に這いつくばったりして歩いていました。

トイレに行きたくなったときも、大部屋なので他の患者さんがトイレを使用していることも多くあり、近くにあるトイレを使えないことがたくさんありました。

漏れそうでお尻を抑えながら、隣の部屋のトイレに向かったけどここも使用中。結局病院の廊下でお漏らしをしてしまったのです。

この時に「もういやだ…こんな生活」と死にたいと思うぐらい、精神的に辛かった頃を思い出します。

それからオムツを履く生活になり、朝起きたらオムツが汚れていて、看護師さんにお尻を拭いてもらうという日が続いたのです。成人になって、赤ちゃんのようにお尻を拭いてもらう、僕の中では恥ずかしいという気持ちはなかったです。

クローン病は若い世代に多く発症する、炎症性腸疾患の難病。下痢や痔瘻で日常生活が困難になった方も多くいらっしゃると思います。

このような体験談を語れたことは、時間が立った今だからこそだと思ったので書きました。

苦痛だった日を頑張って乗り越え、今は体調の波はあるけど頑張って仕事にも行けて、さらに外にもたくさん遊びに行けるようにできるまでに回復しました。

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