”防災”だけでなく”救命”に対する意識向上も
様々な場所で目にする”AEDマーク”ですが、AEDの位置を意識して確認している人は少ないのでは。普段よく利用する場所に設置されたAEDの位置を覚えていますか?観光や買い物等で訪れた先にAEDが設置されているか事前に確認したことはありますか?
AEDの位置が一目瞭然「日本全国AEDマップ」
AEDが設置されていることを示す”AEDマーク”を普段から目にしていても、意識して見ていない限り正確な位置は覚えられません。緊急時、いざ取りに行こうとしても設置場所がわからなければ、1分1秒を争う状況で時間をムダにしてしまいます。そこで、救命率向上のためにAEDの正確な設置場所や最新の設置情報を発信し、広く共有しているのが「日本全国AEDマップ」です。
検索はかんたん
スマートフォンやPC、フィーチャーフォン(ガラケー)、タブレットなどの位置情報設定をオンにしておくと、現在地とその周辺の設置場所が表示されます。特定の地域名や施設名で検索すれば、その周辺に設置されているAEDの位置が表示されます。外出先や初めて訪れた場所であまり詳しく知らない場合でも、少ない情報から検索することができます。
1分1秒を争う緊急時には「緊急モード」
目の前に心肺停止状態の傷病者が倒れているような緊急時に役立つのが「緊急モード」です。現在地を中心とした周辺のAEDの位置と、各設置場所までの距離などの情報も一覧形式で表示されます。また、現在地の住所も表示されるため、地名等が詳しくわからない場所でも119番通報をスムーズに行うことができます。
情報は投稿によって随時更新
AEDマップの情報は、投稿によって随時更新されています。現在、登録されている情報は約288,000件。日本国内には約60万台のAEDがあると言われているので、その半数以上は未登録となっています。日本全国AEDマップでは、未登録の新しい情報がある場合や誤った情報に気付いたときには積極的に投稿、編集して正しい情報に更新することを促しています。
機器によっては現在地が正しく表示されないことがあります。ページの再読み込み、もしくは機器の再起動を試みてからもう一度マップを表示してください。それでも正しく表示されない場合もあるので、緊急時に慌てることがないよう事前に手持ちの機器で確認しておくことをおすすめします。
iOS
https://apps.apple.com/jp/app/id421697422
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=appinventor.ai_oaniijuf.NipponAED
緊急時の備えに活かす
AEDを設置している施設が数多く集中している都市部であっても、夜間の場合は施錠され施設内に入れないなど、必ずしも取りに行けるとは限りません。
AEDを必要とするような事態は突然起こり、迅速かつ冷静な対処が求められます。AEDマップを活用し、自宅、勤務先の周辺や普段よく利用する場所などにあるAEDの大まかな位置を把握することで、緊急時に臨機応変に対処できるよう備えることができます。
山間部などの電波が入りにくい場所を訪れる際も、事前に目的地周辺や道中の設置場所を確認してみるのも良いでしょう。
利用可能なAEDが夜間帯に激減(閉まるからかな) #tsemi2018
— やすい (@yas_tnk) May 20, 2018
自治体のウェブサイトでAEDの置いてある場所のリストを調べたことがあります。
自宅に一番近いAED設置施設だけは覚えています。
設置施設が夜間閉まっているときは、ガラス戸を割って入ってAEDを使ってもいいのかなぁ(ガラス代弁償させられないだろうか)、と常々疑問に思っています。— 𝕀𝕟𝕥𝕖𝕣𝕤𝕥𝕖𝕝𝕝𝕒𝕣 𝕃𝕠𝕘𝕓𝕠𝕠𝕜 (@interstellarlog) October 18, 2019
近年、命が危険にさらされるほどの甚大な被害をもたらす自然災害が増加しています。”防災”の意識を高めるだけでなく、”救命”に対する意識も個人レベルで高めていく必要があるのではないでしょうか。
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