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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

今、鹿児島の雑貨屋がおもしろい!What店長 宮路 裕一郎氏を直撃取材(4)

雑貨番長ミヤジンガーZさん!その仕事の姿勢を掘り下げもす!

「鹿児島を盛り上げる人」シリーズ第二弾。
今、鹿児島の雑貨屋がおもしろい!What店長 宮路 裕一郎氏を直撃取材(1)(2)(3)と続き、取材もいよいよ後半へ。
6月22・23・24日と3日間開催された「ステ☆ショー」は今回も大盛況で幕を下ろし、鹿児島の新たなイベントとして根付いてきたように感じています。
わたしたちも最終日にお客として楽しみましたが、ほんのこて最高じゃったがよ!!

今回のステ☆ショーで、特に目を引いたのは「半端ねど!!」Tシャツ
ミヤジンガーZさんの旬なモノを取り入れる速さに驚きです!

しっかり西郷どんがいるところが、らしくてたまりません。
今回はそんなミヤジンガーZさんの仕事に対する「半端ねど!!」な姿勢をお送りしたいと思います!

西郷どんグッズとともに!大河の波へ、チェストー!!

今年、50歳になる宮路さん。側には常に西郷さんがいました。

企画・発案と雑貨に愛を注ぎ込み続けていたら「いつの間にか西郷さんと同じ歳になっていた。」と言います。
そんな中、「西郷どんグッズは取っておくべきですよ!次の大河で使えますから。」「次の大河の時に真似してほしいんですけど。」と周りに言われ、「次っていつよ!」と思っていたミヤジンガーZさん。
その「いつ」はすぐにやってきて、今年1月から「西郷どん」が始まったのでした。
大河が決まった当初、旅行関係のメディアから取材オファーがあり、それどこ?!とあまり馴染みではないところでも、宮路さんは真面目に取材を受け一件一件写真を送っていたそうで、これも西郷どんグッズのヒットに繋がったのでしょう。
そして、年末から1月初めにその情報が出始めるようになり、その情報を見た関西などのテレビ局が芸人さんなどを連れて取材に来たとのことです。
宮路さんも知らなかったそうですが、リサーチャーという人たちがいて「あのお店は面白いのがある!」ということで、まずはリサーチャーがアポを取ってくるそうです。
そのリサーチャーが集める情報は、世間ではインスタと言われていますが、旅行誌がメインだそうで、次の西郷どんグッズを考えている方は、大河が始まる1年前から商品を作り、旅行雑誌に載せてもらえば良いようですよ!
次の大河ドラマは、20年後かもしれないけれど…。
「おいたちはその頃、定年なんで。」と、バトンを投げられたのでしょうか?次の世代への期待を頂きました!

ミヤジンガーZさんの人との繋がりは、やっぱり人柄!

ずっと続けてきたことが大河ドラマに繋がるなんて。
ミヤジンガーZさんは、やっぱい!すごか!
そう伝えると、「俺達が良かったのは今50歳なんですけど、ちょうど30代から40代の頃、一緒に仕事をやってきた連中がある程度成果を出してきて、世界で頑張ってたりとか顔が売れてたりとか、隣の人との繋がりが出来て、そこで僕がやっていることを応援して下さったりとか。」と、自分一人の力ではないということを話してくださいました。
例えば薩摩剣士隼人の外山監督(以前、HIFUMIYO TIMES「鹿児島を盛り上げる人シリーズ」のコーナーで取材をさせて頂きました。)から「飲み会をするから来てよ」と誘われ行くと仕事関係のお偉いさんがいて、お偉いさんということを知らない宮路さんは、普通にお酒を飲み「もす。」バッヂなどを配って、そうやって繋がりが出来ていくのだそうです。
(さぁ!みんなで飲みに出掛けましょう!)
お酒の席だけではなく紹介されることもあるようで、絵本作家さんと知り合うと、絵本のキャラクターでぬいぐるみを作らせてほしいという話が舞い込んだこともあると言います。

長くやっておけば、突き抜けて目立っておけば、声をかけてもらって。
昔だったらお互い夢はあっても力がなくて、もちろんお金もないけど、ただお酒を飲んで言ってただけのことが、今は現実化していくからスゴイな、と思うんですよ。
と、ここで突然に「今いくつですか?」と聞かれ、「30代です。」と答えると、
「まだ後20年くらい必要かな。(笑)」と、ぺえぺえな私たちに話してくださいました。
今やっていることを続けていると、何かしらの成果が現れてくるのだと自信を付けさせてもらったように思います。
(まだまだ気張いもんそ!チェストー!!)
「宮路さんはやっぱり、人柄が愛されキャラなんですよね。」と、HIFUMIYO TIMES代表のが褒めると、照れ隠しだったのか「演じてるんですよ。」と、自ら闇ジンガーZとなっていた宮路さんでした。

上司、Kingさんの存在

これまでの成果の大きい理由として、上司に恵まれたことも良かったのだとか。
宮路さんがお仕事を語る上で、欠かせないKingさんという方の存在。
宮路さんの上司にあたる方で、インタビュー中に何度もお名前が出ていました。
なんでも、Kingさんは宮路さんのことが大好きなのだそうです。
常に新しいことに挑戦させてくれて、宮路さん以上に飽きっぽく?!宮路さんのやることを面白がって好きにやらせてくれて、扉を開いてくれたと言います。
山形屋グループで一番最初にWebサイトを作ったのはWhatさんだったそうで、
「当時誰もやっていなかったブログを『お前も書け!』っち。(Kingさんに言われて)」
当時、一緒に仕事をしていたHIFUMIYO TIMES代表の白澤は、文章を普通に左寄せで納品すると「ちごちよ!(違うって!)センター寄せ!」と言われ驚いたと言います。

文章がぎっちりだと、読みたくなくなるとのことで

「見た目はおかしいんですよ。」

「でも読みやすい。」

「ブロックみたいになっていたら、どこを読んでたのかも分からなくなる。」

中央揃いの真ん中寄せにして、
改行、改行。

あえて一行や
句読点で、区切ってみたり。

これはWhat文体と呼ばれ、Kingさんと宮路さんが開発されたのだそうです。
(マネしてみましたが、いかがでしょう?)
お気づきの方はいるかと思いますが、この文体、今はギャルや女子高生がやっています。
一時期、わたしもハマりました。

中央寄せの

改行、

改行。

無駄に行を使うという手法です。
まさかのWhatさんが先駆けだったとは!
この頃から、乙女おじさんになることは決められていたのですね。
かっこよく言えば、読む立場を考えてるんですよ。」と乙女おじ…ミヤジンガーZさん。
「ここは書いておいてくださいね。」とのことなので、ばっちり書いておきます。

Whatを盛り上げるため、まだまだ頑張りもす!

上司だったKingさんが居なくなり「俺がやめたらWhatはなくなる。」と思いながら続けていると言います。
「あとは、うちのスタッフがいるので、もっと踏ん張らないと。」と、店長としての責任を感じさせました。
「僕の頃はKingさんがいるから突っ張ってたけど、今の子たちは僕がいるから突っ張っているところもあって、そこは残って頑張ろうと。Kingさんが作った会社だから消さないように頑張るって、そんなことは全然思ってないように感じるかもしれないけど(笑)、そういう気持ちはあるんですよ。」
(カッコイイです!ミヤジンガーZさん!!)

前のようにお店ではなかなか表現できないので、イベントを企画したり、物を作ったりすることで、少しでも会社を盛り上げていこうという思いを聞くことも出来ました。
盛り上げるにあたり、有名なデザイナーさんなどにもデザインを頼んでみると、意外と引き受けてくれて、意外とダメ出しも出来たと言います。
脳みそではないんですよ。作ってみなきゃ(分からない)。要はやるか、やらないかだから、基本は。やっちゃうかやっちゃわないかだけだったら、たまにはやっぱり止めておこうっていうのもあるんですよ。」
やっぱり止めておこうというのは、直感なのでしょうか?
それとも、一瞬で計算をするのでしょうか?
気になるところです。
気分がのらない時は止めておくようにしていると話されました。

次回も宮路さんをぐいぐい掘っていきもんそ!

自分の感性を大切にすること、なにより人との出会いや繋がりを大切にすること。
商売を続けることはやはり大変なことだと思うのですが、ミヤジンガーZさんはとても楽しそうに話してくださり、Whatへ行ったときのワクワクはこうして生まれ、人から人へと雑貨を通して伝わってきているのだと感じもした!
次回は、もっともっと雑貨愛に溢れつつ、プーさんを思わせるポワンとした空気感で仕事に取り組む姿勢と、新たな年代に差し掛かる宮路さんのこれからについてお伝えしていこうと思っちょいもす!

<所在地>
〒892-8602
鹿児島県鹿児島市金生町3-1
山形屋2号館5階 What
TEL:099-227-6095
雑貨店 What & Sundries 公式サイト

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