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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

ダイムバッグ・ダレル(元PANTERA)の13年目の命日

ダイムバッグ・ダレル があの世に行ってしまってから、かれこれ13年の月日が経ちました。あの衝撃の訃報からもうそんなに時が経ったのかと思うと、只々驚くばかりです。

13年前の今日、私は大学生でした。授業を終え、帰宅中のバスの中で 当時PANTERA唯一のライブアルバム「Official Live: 101 Proof (邦題:ライブ〜狂獣)」を聴きながら帰宅したその足で、部屋のパソコンを起動して、最初に飛び込んだニュースが「ダイムバッグ・ダレル、凶弾に倒れる」でした。つい数分前まで彼のギターをバスの中で散々聴いてた事もあり、そのショックはかなりのものでした。そして、これが私が初めて体験した「ロックスターの死」でした。
そこからしばらくは、彼に関する音源を聴くことが出来なくなるぐらい落ち込みました。そこから数ヶ月後、たまたま観たジャック・ブラック主演の映画「スクール・オブ・ロック」を観て、「やっぱ、ロックっていいなぁ!」と感動したことがきっかけで、また彼の演奏を聴くことが出来ました。

ココから私の独断と偏見で選んだダイムバッグ・ダレルの名演が聴ける楽曲を数曲選びました。
定番曲はほとんどありませんが、どれも名曲なことには間違いありません。

PANTERA – Rise

92年発表「Vulgar Display of Power (邦題:俗悪)」PANTERA 流スラッシュメタル。とにかくギターの音は背骨を削り落とされんばかりのゴリゴリな音。前曲の「This Love」のスローテンポの曲から、一気にトップギアに入る尋常ではないテンションがたまりません。本家スラッシュメタルバンドに勝るとも劣らないカッコよさ。

PANTERA – Suicide Note Part 1 & 2

アルバム「The Great Southern Trendkill (邦題:鎌首)」からの2曲。このアルバム全体を物語っていると言っても過言ではない2曲。らしさは残しつつも、歴代アルバムの中で最も激情的で、混沌とした内容のアルバムでした。静寂なPart 1 から一気に怒涛のテンションで襲い掛かってくるPart 2 までの展開の凄まじさは鳥肌モノ。発売当時(96年)は、かなり異様な存在感を放っていたのではないでしょうか。発売から20年経った今、改めて聴き直しても、色褪せることなく異様な雰囲気を放っていました。個人的にこのアルバムが楽しめるまでに、結構時間がかかりました。

PANTERA – I’ll Cast A Shadow

バンド最後のアルバムとなってしまった「Reinventing The Steel (邦題:激鉄)」の最後を飾る曲です。エンディングのヘヴィなスローパートは、もしPANTERA の活動がまだ続いていたら、テキサス州出身のバンドなだけあって、アメリカ南部地域のヘヴィメタル特有のスローでヘヴィな、ブルースロックスタイルへと淘汰されていったのではないかと、いつもこの曲を聴きながら勝手に妄想を広げてしまいます。

毎年この時期あたりから、彼に関する音源をよく聴く傾向にあります。訃報の件も、もちろんありますが、私の中で彼のギターは、1年を通して様々な音楽を聴き漁った後、最終的に帰ってくる「家」のような存在になっていると感じます。私も年齢を重ね、初めて彼の演奏を聴いた10代の頃に比べ、実に色んな音楽を聴くようになりました。あの頃とは価値観もすっかり変わりましたが、彼のギターサウンドは、色褪せることはありません。

最後は彼の親友、ザック・ワイルドがダイムバッグ・ダレルに捧げた曲「In The River」で、お開きです。
ありがとうございました。

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