2018年平昌パラリンピックを経由し2020年東京パラリンピックまで、2016年から開始している5年にわたるIPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWによる共同プロジェクト、障害者アスリートを特集するWHO I AMシーズン2が10月29日から始まります。
第2シーズン第3弾は、リオ・パラリンピック、ウィルチェアーラグビー金メダリスト、ライリー・バット選手です。
「ライリー・バット」の名を聞いてピンとくる人がどれほどいるだろう?
むしろ、ライリー・ビリー・クラブやライリー・チェーンソーと聞いた方が、理解できる人は多いのかもしれない。ウィルチェアーラグビーを称して「マーダーボール」とはよく名付けたものだ。
ここに、ロンドンとリオ、両方のパラリンピックで連続となる金メダルを獲得した正真正銘の戦力がいる。ライリー・バットだ。
ウィルチェアーラグビーは
パラリンピックの正式種目です!リオパラリンピックで、
日本は銅メダルを獲得する実力🥉✨予選リーグAにも、
パラリンピアンが出場しています!!私たちも、少しでも多くの人に見に来てもらえるよう奮闘中です🔥 pic.twitter.com/e2TJmVhdlc
— 立命館×ウィルチェアーラグビー (@RitsxWCR) 2017年7月31日
金メダルとMVP
2016リオ・パラリンピック決勝、オーストラリアが59対58でアメリカに勝利した試合でバットは強固なディフェンスを披露。その試合で疑いのないMVPとしてチームを金メダルへと導き、パラリンピックのウィルチェアーラグビー競技で連覇を果たした。
チームは4年間、世界一の座を明け渡すことはなかった。
【格闘球技 最強軍団の危険な重戦車】
🇦🇺ライリー・バット💪#ウィルチェアーラグビー パラ連覇の立役者。英語版5分動画がパラリンピック公式より発信!#WHOIAM #wowow #Paralympics日本語版はこちら!
👉https://t.co/yfO4UvPOZu https://t.co/eff1Qs1XCA— WOWOW Paralympic (@WOWOWParalympic) 2017年9月30日
真の王者の証明
「リオの決勝はロンドンのようにはいかないと分かっていました。ロンドンではすべての試合のすべてのクォーターでリードを奪っていたのです。でも、数年の間に各国ともレベルアップし、私たちが以前のように勝てる状況ではなくなっていました」
と、ライリー・バットは語った。
「ロンドンではアメリカと対戦することのないまま優勝しました。だから、チームの優勝にはいつも疑問符が付けられていました。今回は、アメリカを破って正真正銘のチャンピオンだと証明するチャンスだと思っていました。この機会しかないと。チームのみんなも、きっと優勝できると信じていました」
#ウィルチェアーラグビー
世界最強軍団オーストラリアのライリー・バット🇦🇺#WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」シーズン2登場決定👏新田桂一 @keiichinitta によるスチール撮影の様子です📸#WhoIAm #Tokyo2020 pic.twitter.com/t9ZDEOUu50
— WOWOW Paralympic (@WOWOWParalympic) 2017年5月27日
追われる身として
どのようなスポーツでもそうだが、最善のゲームプランというものはどのチームでも研究が進んでいて、試合運びを読まれてしまう。バットの活躍は誰の目にも予想されることだったから、どこも戦略としてバットの活躍の芽を摘んできた。
ベンジ・マーシャルは華麗なステップ、トニー・ロケットは圧倒的なパワー、バットはバレエのような華麗さと獰猛な攻撃の両方に秀でていた。
💪速報💪#WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」今秋スタートのシーズン2に、#ウィルチェアーラグビー 世界王者オーストラリア代表をパラリンピック連覇へと導いた”危険な重戦車” ライリー・バットが登場決定🇦🇺#WhoIAm #Tokyo2020 pic.twitter.com/mYeUetzJzC
— WOWOW Paralympic (@WOWOWParalympic) 2017年5月24日
仮に、マラソンが歴史あるオリンピックの有終の美を飾る最終種目であるなら、パラリンピックにおいてそれはウィルチェアーラグビーが担うものだと考えられる。
前日までに12,500席が完売となった決勝の舞台で、オーストラリアとアメリカは大歓声にふさわしい好ゲームを演じた。
これについても、バットは次のように語っている。
「2度の延長を経由しての勝利は厳しい消耗戦でした。自分は、たまたま勝った方のチームに所属していただけのことにすぎないのです」
via:The Advertiser
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