私も、ワインが好きでたまに買い置きしているワインを我が家のワイナリー、冷蔵庫より取り出しては飲んでいる。
渋いもの、ちょうど良い甘さと渋さの入り混じってるもの、甘いものなど、そのワインによっては様々な味がある。

赤ワイン、白ワインによっても好みが分かれるところであろうが、私は、赤みの肉やチーズなどに合う赤ワインが好きである。

白ワインも飲めないことはないが、赤ワインに先に慣れてしまったためか、なかなか白ワインには慣れないでいる。
もっとワインに親しんでいけば、白ワインの良さも分かって来るのだろうが、いかんせんワインはかけだしのひよっ子である。勘弁願いたい。

栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」で毎年11月、2日間の「収穫祭」が開かれている。晩秋にブドウ畑で新酒を楽しむイベントで、全国から1万数千人が集まるという。

私はワインではないが同じお酒である鹿児島で酒造メーカーに行き、焼酎のきき酒などをした事がある。
そこでも焼酎だけでなくワインのきき酒もしていたのだが、イベントは本当に楽しくなってしまうことを経験した。

ワイナリーではお酒が飲めない人や未成年向けに、ブドウジュースを用意しているのも素晴らしい心遣いだ。

ワインを多少は飲むとは言え、まず、日本でワインが作れることを知らなくてびっくりした。そして、障がい者もそのお手伝いをしているワイン造り、飲みに来ているお客さんたちは、社会貢献や慈善で訪れているわけではないと言う。

ただ単にそこのワインが美味しいから飲みに来ているのだと言う。ここのワインは沖縄サミットでも出されるくらいで本当に美味しいらしいのだ。

バスで配っていた会報には「飲みすぎに注意して」と書かれ、受付で受け取るワインにはミネラルウォーターがついていた。トイレは仮設を増やし、ふだんの倍以上に。

開催者がイベント参加者に飲みすぎて事故を起こさないように注意を呼びかけたり、ワインと一緒にミネラルウォーターもつけて渡すと言うのは気が利いた計らいである。

おいしさの一つの理由は、除草剤を使わず、障害者が手作業で育てる「健康な」ブドウ。ブドウを狙う鳥をよけるため、缶を鳴らす。草刈りや、かさかけ。単純な作業に、喜びを持って取り組んでいる。

 

自家畑のブドウだけでなく、県内外の栽培農家と契約し、その土地に適した種類のブドウが集まる。海外からはワインの専門家を招き、味を磨いてきた。

このように障がい者が、手がけているワイナリーが精魂込めて一生懸命やった事がこのような形として評価され、年に一度のこのイベントなどを通して、また皆さんに広まり、話題が話題を呼んでいるのだ。

収穫祭は、地元への経済効果も大きい。1日目は雨の影響で少なめだったものの、2日間で1万4000人が参加。近辺の宿泊所もいっぱいになったそうだ。タクシーもひっきりなしに会場に呼ばれていた。地元のボランティアスタッフや大学生も参加し、収穫祭を支えた。

素晴らしい出来事の連鎖を呼んでいると思う。友人が送った一本のワインがイベントに参加してみようと思わさせられるような繋がりを経て、ワイナリーを訪れる。

そのワイナリーのワインは、とても美味しい、そして、たまたま障がい者が働いているだけなのだ。
飲む人も社会貢献でも慈善活動でもなく美味しいから「ココ・ファーム」のワインを飲みに来るのである。

via:   The HUFFINGTONPOST