発達障害についてもっと知ってもらえたら…。そんな思いから4コマ漫画と共に具体的なエピソードを紹介する「発達障害の日常マンガ」シリーズ。
みなさんは推している人や物はありますか?
好きなものというのは自ずと詳しくなる物ですよね。発達障害の人もそうなのですが、少しレベルが違います…。
どういう意味なのか、今回は発達障害の興味の偏りについて紹介させていただきたいと思います!
新しいストーリーと共に「大変だけど楽しい」発達障害者の生活を身近に感じてみてください。
博士におまかせ




特定の分野だけ詳しいのはなぜ?
漫画でも書かせていただいたように、発達障害者の中には特定の分野において「え?なんでそんなこと知ってるの?」と驚くほど知識が深い人がいます。しかし同時に「え?なんでそれ知らないの?」と言われるほど、常識的なことを知らないことがあるのです。
これは発達障害の特性である興味の偏りが原因です。興味のあることについては驚くほどの知識や記憶力を持っています。例えばテレビで一瞬だけ紹介された何気ない豆知識なども、興味があることであればずっと覚えておくことができるのです。
私も「犬はマズル(口から鼻にかけての部分)が長いほど鼻が良い」という何年も前にテレビで見た何気ない豆知識を、なぜかずっと覚えています。
しかし、逆に興味のないことは記憶することがとても苦手です。そもそも耳に入ってこないこともあります。
私の場合、キャベツやレタス、白菜の違いを全く覚えられませんでした。大人になって料理をするようになり、ようやく少しずつ違いが分かるようになりましたが、それまでは料理に入っていても何の野菜か分からないので、3種類とも全て「葉っぱ」と呼んで食べていました…。
このように興味がある分野と、ない分野では知識や記憶力に驚くほど差が出てきてしまうのです。

特性を活かして生きていくためには?
①興味のあることを徹底的に伸ばす!
「興味のあることばかり勉強していてもダメかも…」と考えることがあるかもしれません。もし、苦手な分野も勉強して完璧にできるようになるのであれば問題ありませんが、興味や知識の偏りがある人にとってそれはとても難しいことです。
興味がある分野は人よりも吸収が早い傾向がありますが、興味のない分野に対しては苦戦することが多いです。興味のない分野を人より時間をかけてなんとかカバーするくらいなら、「興味のある分野を誰にも負けないものにする!」というのも一つの選択ではないかと私は思います。
②興味のないことも最低限は必要!
キャベツやレタス、白菜の違いが分からなくても大丈夫! 分からない時はスマホ写真を撮って調べることもできますし、料理をするようになれば自ずと分かるようになるかもしれません。
しかし、分からなくて良いことばかりでもありません。興味がなくとも重要な予定やお金など、生活に大きく関わることは把握して管理しなくてはならないのです。もし、こういった重要なことに対して興味がなく、管理することに自信がないと感じる場合は注意することが大切です。
まずは自分の興味がないことに対して記憶力が曖昧になることを意識し、大切なことはリマインダー機能やスケジュールアプリなどにすぐメモをするなど、一人でもできる対策があります。
他にも、お金の管理に興味がないと、通帳を記帳して確認することが面倒と感じるかもしれません。今月どのくらい引き出して、あといくら残っているのか分からない…という事態になってしまうこともあります。
実は私がそうでした…。そんな時、アプリで通帳の残高を確認できることを知り、スマホを見るついでに今月いくら使ったのかを気軽に見れるようになりました。確認しやすくすることでお金に対して意識を高めることもできます。
各銀行の公式アプリが安全で使いやすく、オススメです!

また、周りの人にもこの特性を理解してもらうことができればさらに強みになります。重要な予定がある場合には前日に確認の連絡をしてもらうなど、対策をしてもらえるととても理想的です。
まとめ
今回は発達障害の特性である興味の偏りについて書かせていただきました。趣味や興味に偏りがあることは当たり前ですが、この特性を持っているとその偏りが人より大きく出てしまいます。そのせいで日常生活で困り事が出てきてしまう場合は何らかの対策や支援が必要です。
一方で、この特徴を活かすことで成功している人もたくさんいます。研究者や大学の教授などに発達障害者が多く、実際に向いていると言われており、一つのことに集中し続けられるというのは素晴らしい才能なのです!

一長一短なこの特徴ですが、上手く付き合うことができれば素晴らしいものになります。これを機会に、みなさんももっと自分の好きなことや興味のあることにフォーカスした生活をしてみてはいかがでしょうか?
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