近年、アニメは日本を代表するポップカルチャーとなっています。そんなアニメにとって欠かせないのは、『声優』です。
声優総合情報誌『声優グランプリ』の付録「声優名鑑」によると、2022年時点で声優の人数は1658名とされています。 男性声優が655人、女性声優が1003人と、どちらも史上最多を記録しており、空前の声優ブームが訪れています。
そこで皆さん、声優とは具体的にどのような職業かご存知ですか?
ざっくり
声優の仕事とは
声優とは言葉通り、声を使って演技を行う職業のことです。かつて声優は「裏方」的な職業でしたが、最近のアニメブームもあり注目されるようになりました。
代表的な仕事としては、アニメや洋画、ゲームの吹き替え、ラジオドラマやテレビのナレーション、舞台や歌、タレントとしての活動があります。
声優になるには
声優養成所や俳優養成所に入ったり、養成コースのある専門学校に通うのが一般的で、芸術系の大学や短大で声優コースを設けているところもあります。そこで演技力や正確な発音、発声などの基礎を身につけます。
具体的には、台本を読みこなす国語力や、聞き取りやすく話すテクニック、声だけで感情を表現する演技力、映像の動きにタイミングを合わせる反射神経などを鍛えていきます。
卒業後は、養成所の紹介などで劇団やプロダクションに所属し、さまざまなオーディションを受けながら仕事を確保していきます。ちなみにオーディションは、ベテランや新人も関係なくあります。
声優に求められる適性
表現力・演技力
声優は声だけでキャラクターの感情や個性を伝えないといけません。表情や身体の動きが見えない分、声の表現力と演技力が非常に重要です。また、役割ごとに声のトーンや抑揚を使い分け、キャラクターの個性や特徴を引き出す必要があります。
精神力・体力
声優の仕事は長時間の収録や多忙なスケジュールが求められることから、精神力と体力が必要です。特に体力は、長時間の収録や声のトーンを維持するために重要です。
収録作業は集中力が求められ、何度も同じセリフやシーンを繰り返すことがあります。長時間立ちっぱなしでいたり、声を大きく使ったりすることもあり、体力がなければいけません。また、声のケアやメンテナンスも大切であり、体力を保つことで声のパフォーマンスを維持できます。
コミュニケーション能力
声優は他の声優やスタッフと協力し、チームとして作品を作り上げるため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。
近年、声優はファンやメディアともコミュニケーションを取る機会が増えています。イベントやラジオ番組などでファンとの交流を行い、声優としての魅力や情報を伝えることも役割の1つです。コミュニケーション能力を持つことで、ファンとの絆を深め、ファン層の拡大や支持を獲得することができます。
私が推している声優
ここで私が推している女性の声優さんを何人か紹介したいと思います。
東山奈央(とうやま なお)
1992年3月11日生まれ、東京都出身の31歳です。
血液型はA型のうお座。愛称はなおぼう、とーやまん。
所属事務所は、インテンション。
代表作は、桐崎千棘(ニセコイ)、ゆるキャン△(志摩リン)など。
第13回(2018年度)声優アワード助演女優賞・ゲーム賞を受賞。音楽活動は、2021年に期間限定声優ユニット「ぽかぽかイオン」で活動し、2017年から現在も個人名義で活動しています。
小倉唯(おぐら ゆい)
1995年8月15日生まれ、群馬県出身の27歳です。
血液型はO型のしし座。愛称は唯ちゃん、ゆいゆい。
所属事務所は、スタイルキューブ。
代表作は、アリス(神様のメモ帳)、ロウきゅーぶ!(袴田ひなた)
音楽活動は、2009年~2017年まで声優ユニット「ゆいかおり」で活動、2012年から現在も個人名義で活動しています。
鬼頭明里(きとう あかり)
1994年10月16日生まれ、愛知県出身の28歳です。
血液型はB型のてんびん座。愛称はあかりん。
所属事務所はラクーンドッグ。
代表作は、竈門禰豆子(鬼滅の刃)、トニカクカワイイ(由崎司)
第15回(2020年度)声優アワード助演女優賞を受賞しています。
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