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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

ネットでネガティブな投稿を見て落ち込む問題

ネットに飛び交う負の情報を見て落ち込む

ひふみよタイムズでウェブ記事を書くようになってから、SNSやウェブサイトを見る機会が増えた。そんな時にネット上に飛び交うネガティブな投稿を見てしんどくなるときが増えた。これは障害の有無に関わらず、老若男女問わずあるあるなのではないか、と思い立ち、筆を進めることにした。
ネットを検索していると必ず自分にとってネガティブな情報に出くわすことがある。それは誹謗中傷であったり、ヘイトスピーチであったり、障害者にとっては命にかかわることだって目撃することもある。

しばらくその情報に引っ張られる

私はネットで良くない情報を見てしばらくの間、その情報に引っ張られることが多かった。主な原因は発達障害への誹謗中傷や偏見、レッテル張り、ヘイトスピーチなどだ。毎日のように発達障害への誹謗中傷を目撃して具合が悪くなることも多かった。発達障害の特性で悩むというよりも発達障害への無理解や偏見で悩むことも多かった。
嫌な情報を目撃してしまうのはしょうがない。しかし、ポジティブな情報だって知りたい。そこで私はXであるワードを調べるとき、『フォローしている』アカウント検索で調べるようにした。そうすると自分がフォローしているアカウントだけが検索ワードに引っ掛かるので発達障害や知的障害、境界知能などのワードで調べても差別的な言動を検索する機会がグッと減った。
この方法は効果的でセンシティブな話題を検索するときは毎回こうやって検索するようにしている。

情報と遮断するために

近年、ネットを全くしない人はほぼほぼいないだろう。ネットをしなくてもテレビで情報を得る人もいるだろう。私はめまぐるしく変わる情報の海に溺れそうになり、ネットから遮断したくなるときがある。そういう気分に襲われたときは1日を目安にデジタルデトックスをしている。ネットにはもちろんいい情報もあるが悪意に満ちた情報もある。誤った情報もあればヘイトスピーチなどの悪意しかない情報もある。
1日デジタルデトックスをすると心は穏やかになる。20年前からするとこの世界に駆け巡る情報量は6450倍になるという試算もある。

 

 

20世紀からすると21世紀現在の情報量は途轍もなく増えているのだ。他には江戸時代の1年間の情報量を現在は1日で達してしまうという情報も……。

情報の海に溺れてしまうのはしょうがないことだが対処すればいい情報だって巡り会えることもある。次にネットをやっていて巡り会った個人的ないいことを紹介する。

ネットで発信したからこそ巡り会ったいいこと

① 著名人からの反応
Xを始めてから本の感想などを書くと推しの作家さんからいいね! をもらったり、リポストされたりしたことが何度もあった。作家の柳美里さんや平野啓一郎さん、横道誠さんなど文学界で名だたる人から反応があったのは紛れもなくネットをしていたからこその反響だ。

② 文学フリマでの宣伝
2023年から私は文学同人誌販売会である文学フリマに参加した。文学フリマでの宣伝は専らXで紹介した。当日、その効果もあって初体験なのに18冊も売れた。買ってくれる人の中にはXを見て買って下さる方もいた。これはネットがあったからこその絆だった。

③ ネット主催の賞を受賞
ネットで活動している短歌の賞に応募したところ、見事に電子書籍として採用された。『短歌の日』プロジェクトはXでもトレンド入りが多い。そんな最先端の短歌プロジェクトに選ばれた理由は紛れもなくネットをしていたからだった。

④ 当事者たちとの交流
私は推しのアカウントに発達障害者のアカウントである『みらいのリスト』をフォローしている。『みらいのリスト』からは何度も意見が採用され、リポストされ、拡散されたことがある。

このようにネットにはいいこともある。ネガティブな情報で落ち込むこともあるがそればかりではない。もし、ネットをしていて疲れたのならばネットをしない時間や日にちを設ければいい。それか、音楽だけは聴くというようにメリハリを付ければいい。
ネガティブな情報を見てしまったときの対処法。今、ネットと適切に付き合うためにやれることを考えてみた。

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