居場所になった地域活動支援センター
皆さんは、『地域活動支援センター』をご存じだろうか?
現在、引きこもりや人間不信・精神疾患・いじめ・家庭でのトラブルなど、沢山の生活困窮をなされている方々がおり、辛い毎日を送っている。自分の居場所が見つからない方も沢山だ。
そこで今回、生活困窮を改ざんできる『地域活動支援センター』の紹介したいと思う。
地域包括支援センター
私は、就労継続支援B型事業所のひふみよベース紫原でWebライターをしながら時折、通っている場所がある。
それは、近所にある地域活動支援センターだ。週に2回、家で在宅ワークをしてから午後から行く、私のかけがえのない居場所となっている。
地域活動支援センターとは、住民が住み慣れた地域で安心して過ごすことができるよう、心身の状況や生活の実態、必要な支援等の把握、利用者からの相談等を通して地域における適切な保健・医療・福祉サービスの利用につなげる支援を実施している機関を言う。
ひふみよベースの出所日とそれ以外の何もない平日にも地域活動支援センターには行っている。
辛いときに救われた地域活動支援センター
前は蚊帳の外だった引きこもりも、変化が激しい今の時代は、引きこもりになる世代も人数も増えている。引きこもりとなったときはどこにも行く居場所がない。そんな時に行けるのが地域活動支援センターだ。
地域活動支援センターの良いところ、それは引きこもりであっても手軽に通える居場所となり、同じ当事者同士で話せる場となるということだ。そこに通うようになってから、私は気分が安定することが多くなっている。
そこに通う前は、辛さの緩和のために、祖母にあちこちに連れて行ってもらうことが多かった。地域活動支援センターに通うようになってからそれはなくなり、自分の居場所を得られたのだ。それから祖母にも迷惑をかけなくなり、祖母も安心するようになった。
私は今、同人誌を作成しているのだが、地域活動支援センターで出会った仲間に完成品を見せることで自信に繋がる、良い機会になっている。
引きこもりであっても行ける居場所
辛さを訴えると「そんなことない、気にし過ぎ世の中にはもっと辛い人がいる」という人がいる。
今は私が辛いのに、他人の辛さを引き合いに出して私の辛さを潰すなよ!
私が辛いって言ったら辛いんだよおぉぉぉ!と心の中で叫んで、もう2度とそいつには辛さを言わない。
— しま子@引きこもりWebライター (@Utuhare9) August 15, 2023
地域活動支援センターには同じ引きこもりの仲間がたくさんいる。その施設の仲間とともに会話を交わすことで、有益な時間が過ごせるのだ。
ピアサポーターとしての活躍
||◤ #統合失調症 をイチから学ぶ! #フクチッチ 👀◢||
統合失調症の当事者で、
ピアサポーターの櫻田なつみさん、
統合失調症を研究している、
精神科医の岩田仲生さんが
願う社会とはーー pic.twitter.com/EO5fOXLOPr— NHKハートネット (@nhk_heart) August 14, 2023
地域活動支援センターでは、ピアサポーターの育成にも力を入れている。ピアサポーターとは、当事者を率先してリカバリーを促すサポーターのこと。
ピアサポーターは、施設によっては臨時職員として採用されることもあり、雇用の場にも開かれている。私自身もピアサポーターには関心があり、もし、近い将来ピアサポーターになれるのであらば、自分の自立への一歩にも繋がると思っている。
現在、国全体もピアサポーターの育成には力を入れており、引きこもりであっても働ける場所を作る原動力となっているのだ。そういうことで、『引きこもりであっても、将来が全く閉ざされるわけではない』と言える時代となっている。
どんな人も零れないために
地域活動支援センターには様々な方が通所に来る。そんな方たちの人生を知るだけで、自分だけが辛かったわけではないと思えるのだ。
昨今、話題のSEDGsには『どんな人も取りこぼさない』とあるが、地域活動支援センターはまさしくそれを体現する居場所とも言える。
今、この記事を読んでいる引きこもった方に、地域活動支援センターで自身の居場所が作れると伝えたい。『決して、社会の下で藻掻き続けているだけじゃないんだ!』と伝えたい。
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