病気や怪我をして手術をした方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。術後精神病」という病気。

この病は…

いろいろな手術のあとに、幻覚(げんかく)や妄想(もうそう)を中心とする精神病症状が起こることがあります。これを術後精神病といいます。手術は身体的のみならず精神的にも大きな影響を与えるので、精神的に不安定になり、ひどいと精神病症状が起こります。

とくに高齢者に多いので注意が必要です。 手術後に最も多い精神障害は、術後せん妄(もう)です。これは正確には術後精神病ではありませんが、重要なのでここで特記します。  

せん妄は一種の意識障害で、錯覚(さっかく)や幻覚(とくに幻視)や妄想(とくに被害妄想)が起こり、興奮したり不穏になるため、医療上大きな問題になります。手術直後に起こり、一過性・動揺性で、数日以内に回復しますが、時にはそれ以上遷延することもあります。回復後、本人はその間のことを覚えていないのが普通です。

手術をする前の準備として、たくさんの検査をします。検尿、心エコー、心電図、肺活量検査、内視鏡検査、腹部エコー、CTなどなど。

たくさんの検査をこなして執刀医と自分の担当医の先生、麻酔科医がカンファレンスを行い、そして患者家族に手術の内容を説明して準備万端で手術をするというのが一般的です。

時には事故を起こしたり、突然体調が悪くなって緊急手術をやむを得なくなった方はこれらの検査をせずに手術を行うのです。

僕は3年前に腹部が物凄く痛くなり、緊急手術をしたことがあります…。

手術前日に、執刀医から「検査の準備がしっかりできなかったので、術後に幻覚や妄想、もしかしたら暴れてしまう症状がでるかもしれません」と言われました。

後日手術は無事に終わったのですが、術後3日後ぐらいに少しおかしな症状になりました。

病棟は3階病棟なのにナースコールを何回も鳴らし、「外に人が立っているよ」と普通に看護師さんに言ってたのだそうです。3階なので外に人が立てる所はありません。他にも「僕と真横にお化けがいる」とも言っていたと看護師さんから聞きました。

そう、ここで「術後精神病」になっていたのです。幻覚、妄想の症状が始まりました。兄のスマホの写真に僕が暴れている写真を見せてもらいました。「お前こんな状態だったんだぞ」と兄が大変だったと語ってくれたのを今でも覚えています。

暴れていた事は全く記憶にありません。先生を蹴りつけたり、父を殴りつけたりと大変だったらしいです。

僕が気づいた時、回復した時には手術後6日目の時でした。それまでは全然覚えていませんでした。看護師さんに「ここどこ?」と普通に聞いていました。その後すぐに家族や先生が来てくれました。そして一度も受診したことがない脳神経外科の先生までもが観てくれていたのだそうです。そして色々な管が繋がれて、動けない状態でした。

僕の今回のケースは薬物が原因と言われていて、全身麻酔の薬、強力な鎮痛剤の薬、そして術前の検査準備不足、これが全部マッチしたことでこのような症状になったのだそうです。

僕は、最近腹痛のため久々に入院をしてしまいました。当時受け持ちだった看護師さんから「あの時が懐かしいね」という話でこの術後精神病を思い出しました。

高齢者の方が術後精神病になりやすいと言われていますが、若い方もこのような症状になるのです。やはり手術をすると決まると、万全の検査準備が必要なのです。

緊急手術は誰にでも起こりうることです。そのために少しでも予防策を考えておいていた方がいいと思います。

予防策としては…

術後精神病の予防対策として考えられている手段はいくつかあります。手術が行われる前に、その手術に関する様々な情報を患者さんに詳しく説明し、少しでも不安を軽減させるという事や、患者さんが安心して睡眠をとれるようにケアを行うということです。術前・術後には麻酔薬や鎮静薬を使うため、昼夜のリズムを保ことも非常に重要です。

また、テレビやラジオ、インターネットといったような情報機器に触れさせるようにするということや、医師や看護師といったような病院スタッフが外界の出来事に関する情報を与えるということによって患者の見当識の低下を未然に防ぐということがあげられます。

以上の対策を常に行うことは困難ではありますが、術後精神病を起こしやすいと考えられる患者さんにはできる限りの予防を行う必要があります。

まずはストレスを溜めない事と日常生活をしっかりとすることが大事になってきます。もし病院にかかっていない方は医者と語る機会がないでしょう。いつ?どこで?手術するか、先の事はわかりません。

手術をするとたくさんの薬を使うので、副作用もそれだけたくさん起こりうるのです。「自分は手術することはない!」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

先日「ドラフト緊急生特番2016!お母さんありがとう夢を追う親子の壮絶人生ドキュメント」という番組でも、田中正義投手に次ぐ投手としてドラフト上位候補として上がっていた「池田隆英」投手の父親の心臓病と術後精神病について放送されました。

これにより初めて「術後精神病」という言葉を聞いた方も多いようです。

僕みたいに幻覚や妄想にならないよう、少しでも多くの方々に「術後精神病」のことを知識に入れておいてほしいと思っています。

術後精神病の症状・原因・治療 Doctors Me(ドクターズミー)術後精神病とは。術後精神病とは、何らかの手術のあとに生じる、幻覚や妄想といったような精神病的な症状のことを指します。手術は、身体的にだけではなく、精神的にも多大なストレスを与えるものです。従って、精神的に不安定になっdoctors-me.com

Via:Doctors Me

術後精神病とは?|症状や原因・治療方法と関連Q&A – gooヘルスケア術後精神病。術後精神病とはどんな病気か いろいろな手術のあとに、幻覚(げんかく)や妄想(もうそう)を中心とする精神病症状が起こることがあります。これを術後精神病といいます。手術は身体的のみならず精神的にも大きな影 goo…health.goo.ne.jp

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