私のイメージでは精神科の診断基準は曖昧なところが多い。私の診断名も2回変わっている。

「精神運動興奮」→「統合失調症」→「双極性感情障害(躁うつ)」

実際は何らかの精神病で、病院に一度もかかることなく、一生を終える「隠れ精神病」の人や、一度の非日常的な行動によって誤診をされ、精神病名を付けられた人がいるのではないか。

そんな中、病院で発達障害と診断する基準に当てはまるような人が世間にはたくさん埋もれていて、その中には上手に社会に溶け込み生活している人もかなり多いという。

診察室で自閉症スペクトラム障害(ASD)として診断される人と同じ性質を持っていながら、まったく精神科とかかわりを持つことがないまま、上手く社会に適応している人は意外といる。精神科を受診することなく社会適応しているASDな人の背景には、高学歴や職業適性の良さがあったり、理解ある環境があったり、趣味生活による人的ネットワークがあったりする。

自閉症スペクトラムの診断基準

1.対人関係の形成が難しい「社会性の障害」

2.ことばの発達に遅れがある「言語コミュニケーションの障害」

3.想像力や柔軟性が乏しく、変化を嫌う「想像力の障害」

大きなライフイベントで体調を崩し、うつ病や適応障害などを疑って診察に行き、発達障害と診断されるケースや40代〜60代でテレビやインターネットの発達障害の情報を見て、「私もかも」と病院を受診し診断されるケースもあるようだ。

40代〜60代の現役終了間近に発覚して「診断が遅れた」と思うかもしれないが、違う見方をすれば「発達障害的な性質があっても、長らく社会適応できていた」とも言える。

もちろん、彼/彼女は環境が恵まれていたのかもしれないし、発達障害的な性質がマイルドだったのかもしれない。人一倍苦労していたのかもしれない。だが、とにかくも不惑や還暦まで世渡りをやってのけていたのだ!

「あなたは発達障害に該当するし、今は人生が難しい局面になっているかもしれないけれども、それでもあなたは今まで世渡りをやってのけていたんですよ!生きてきたんですよ!」

「発達障害」の相談のために病院を訪れることなく、社会に溶け込んでいるASD・ADHDの症状を持つ方たちは、それらの疾患の短所によって社会に不適応を起こしているというよりも、その疾患の長所によって、長らく社会適応を成し遂げている人も必ずいるという。

または、上手く社会に適応していないにも関わらず、診断の機会を逃していたり、自ら診断を拒否している人も少なくないのだ。

近年の発達障害の増加により、診断基準に疑問を覚える方も多いことだろう。ただ、社会で生きていくことに困難を感じているのであれば、精神科に相談に行ってみるのも解決の糸口になるかもしれない。

via:THE HUFFINGTON POST

自閉症スペクトラム – Wikipediaja.wikipedia.org

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