聴覚や視覚に障害がある学生が学ぶ筑波技術大学(茨城県つくば市)には、全国唯一のろう学生によるダンスサークル『Soul Impression(ソウルインプレッション)』があります。

14年前に創設され、現在は1〜4年生の23人で活動しており、ロック・ポップ・ブレークなど多種多様なダンスを踊っています。

新入生歓迎会イベントや学祭発表などに向けて週2回、午後に学校の武道場を使い練習する彼らは、全て自分たちで練習メニューや振り付けを考えていんだそう。

障害に個人差はありますが、大学に入ってからダンスを始めたのはみんな同じ。

前部長の青木嘉輝(よしき)さんはこう話しています。

『幼い頃からダンスに憧れていて、ろう者でもダンスができることを知って挑戦した』

青木さんは重度のろう者で全く聞こえません。しかし、ビート(音楽の振動)だけは補聴器を装用した耳の鼓動で感じることができるといいます。

他のメンバーの助けを借りて踊ることが多かった彼は、比較的耳の聞こえるメンバーに先に踊ってもらい、その動きを真似たり、カウントを指で数えてもらい、周りに確認しながら練習に励んできました。多くの苦労を経てきた彼ですが、オリジナルのダンスの開始から完成するまでは約1ヶ月ととても早いんだそう。

先日、NHKで放送された「バリバラ」にてソウルインプレッションが出演しました。

私はこの記事を書いている途中で「バリバラ」を見ていましたが「あ!ソウルインプレッションだ!!」と隣にいた親にかなり興奮気味に伝えてしまいました(笑)

やはりソウルインプレッションの素晴らしさを伝えようとしても、文章だけでは難しいため、多くの人に生ではもちろん、こうしてテレビで実際のダンスを見てほしいと思います。とても感動しました。

その時の放送では、近畿大学の学生とのコラボダンスに挑戦していました。

近畿大学の学生は「聴覚障害に触れないほうがいいのでは」と少し遠慮しているようでしたが「聴覚障害のテーマに取り入れたらただのコラボじゃなくなるはず」とソウルインプレッションのメンバーは伝えました。

練習していくうちに、メンバーであるイカさんが何回練習してもタイミングが掴めないなど色々と問題が出始めてきます。他のメンバーもサポートしますが、本人は「大丈夫」というばかり…。

そこでソウルインプレッションのメンバーだけで打ち合わせをして「ビートのない曲だと踊るのは難しい」と話し合い、近畿大学のメンバーにも「ここが難しい」「ビートがないと聞こえない、タイミングが分からない」など意見を出します。

お互いに納得いくようなダンスが出来ないか真剣に話し合い、本番を迎えました。

これまで失敗していたイカさんもメンバーに出て行くタイミングなどを教えてもらい、本番は大成功に終わりました。

私は、この放送を見てソウルインプレッションをもっと知りたいと思い「YouTube」でも検索し見てみました。すごすぎて言葉じゃ言い表せれないぐらいのパフォーマンスでした。

聴覚障害というけど、健常者とやってることは全く変わりありません。

まだ見たことのない皆さんにも、ソウルインプレッションの魅力を感じてもらいたいなと思います。

via:毎日新聞