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2020/08/10:フリーペーパーvol.53発刊!

8月21日は献血の日 善意の繋がりが始まった日

新型コロナ禍の献血は事前予約を済ませてから

1964年8月21日、日本政府が「輸血用血液を献血により確保する体制を確立」することを閣議決定したことから、この日は「献血の日」とされています。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により外出自粛や密を避けての生活が求められるなか、献血への協力が困難な人が増えています。

献血

1950年代から1960年代半ばまでの日本では、”民間血液銀行”が輸血用血液の大半を供給しており、その原料は”売血”によって賄われていました。しかし、1964年当時の駐日大使であったライシャワー氏が輸血を受けた際に肝炎感染を起こしたことや、全国の学生による「黄色い血の追放運動」の高まりなどをきっかけに、保存血液は売血ではなく「献血」によって賄うことが閣議決定されました。

売血

売血とは、自身の血液を有償で採血させる行為のこと。つまり、血液を売って金銭を受け取るのです。献血が閣議決定された1964年当時は、この行為が日本国内で盛んに行われていました。
売血由来の輸血用血液を使用することのリスクはわかっていたようですが、1960年代後半になるとようやくその危険性が世間に広く認識されるようになりました。

現在、中国では新型コロナウイルスの影響で献血協力者が減り輸血用血液のストックに余裕がなく、ブローカーによる売血が横行しているそうです。失業した低所得者にとっては簡単に稼げる手段となり、血液を求める患者にとっても輸血用血液を入手できる手段となってしまっています。

黄色い血

金銭を得るために売血を頻繁に繰り返す人も多く、そんな人の血液は「黄色い血」と呼ばれていました。頻繁に売血を行うと、赤血球の回復が追いつかず赤血球数が減少し、血液の色が黄色に近いことから名付けられました。
”黄色い血”は輸血の効果が薄い、輸血後の肝炎感染などの副作用を起こしやすい、血液の提供者自身の健康にも悪影響を及ぼす、などのデメリットが多いものでした。

全国の学生による「黄色い血の追放運動」は政府を動かし、その後10年間で輸血用血液は100%献血由来となったのです。

予約による献血を

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、輸血用血液のストックに余裕がない地域も出ています。輸血用血液の保存期間は短いため、毎日13,000人の献血協力が必要です。
日本赤十字社は献血協力を呼びかけると共に、事前予約をした上での協力をお願いしています。

献血は誰かの命を救える

私はクローン病の悪化で、直腸の太い血管が破れ大量失血により死に直面したことがあります。手術が終わるまで、5パックの輸血用血液によって助けられました。他の病院から急遽分けてもらった分もあったそうです。
貴重な輸血用血液を5パックも使ったのだから、自分も献血に協力しなければと思いました。でも輸血を受けたことのある人は献血ができないと聞かされ、悔しい思いをしました。

献血は血液を提供することで誰かの命を救えるかもしれない、素晴らしいシステムです。長年多くの人によって紡がれてきた善意の繋がりを、新型コロナウイルスのせいで途絶えさせるわけにはいきません。自身の感染予防対策をしっかり整えた上で、善意の繋がりを紡ぎ続けていきましょう。

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