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2020/03/10:フリーペーパーvol.48発刊!

障害者専門のクラウドソーシングサービスとは?

サニーバンクの提案するIT時代の障害者の働き方に要注目

ITの発達や、多様な働き方を認める社会的風潮の中、クラウドソーシングは急速に市民権を得ました。

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」をインターネット上でマッチングさせる仕組みのことです。

具体的な仕組みとしては、まず「仕事を発注したい人」が、仕事内容や報酬額をインターネット上に公開します。公開する場所は、「ランサーズ」や「クラウドワークス」といったマッチングの「場」を提供している事業者のWEBサイトになります。

そして、「仕事を受注したい人」が公開された仕事内容や報酬額を閲覧し、取り組んでみたいと思った仕事であれば応募をします。

「仕事を受注したい人」からの応募に対し、「仕事を発注したい人」が、「この人に任せたいな」という人からの応募があれば、その人に仕事を依頼した時点で、正式にマッチングが成立するということになります。

クラウドソーシングは、従来型の企業に就職する働き方に比べ、自分の強みや特技を全面的に押し出す働き方と言えるでしょう。

障害者専門のクラウドソーシング

このようなクラウドソーシングの世界において、株式会社メジャメンツは、障害者の方に特化したマッチングの場を提供するサービスを始めました。

「車いすや盲導犬を連れた人のイラストに添えられた「できる事を仕事にしよう」のキャッチコピーが目を引く。IT企業のメジャメンツは今春、働きたい障害者と、仕事を任せたい企業や個人をインターネット上でつなぐサービス「サニーバンク」を立ち上げた。(東京新聞 2019年12月3日)」

障害者の方は、健常者と同じようにはできないことがありますが、その一方、健常者の方以上にずば抜けた能力や才能を持っているということは珍しくありません。

まさに、サニーバンクも下記のような実例を見て、障害者専門のクラウドソーシングというビジネスモデルを思いついたということです。

「品質の高さで知られる今治タオル(愛媛県)の老舗メーカーが、指先の感覚が鋭いと言われる視覚障害者の意見を取り入れて肌触りを追求していることを知った。「障害があるからこそ備わっている技能は他にもあるはず。それを生かせば付加価値のある仕事ができて報酬も高くなる」とサニーバンクの仕組みを思い付いた。(東京新聞 2019年12月3日)」

自分の強みや特技を全面的に押し出すクラウドソーシングという働き方は、障害者の活躍の場として大きな選択肢の1つとなるでしょう。

サニーバンクは、クラウドソーシングによるマッチングの「場」を提供するだけでなく、適切なマッチングが行われるよう受発注の交通整理をしており、障害者の方が受注した仕事をスムーズに進めるためのサポートも行うということです。

サニーバンクに期待したいこと

障害者専門のクラウドソーシングが今後成功するかどうかは、サニーバンクが障害者の方々の個性をいかにプロデュースできるかが大きなポイントになってくるのではないかと思います。

「仕事を発注したい人」である企業や個人は、どこに仕事を発注するかということや、いくらの報酬で発注するかについては、自由な選択権を持っています。

ですから、「仕事を発注したい人」が、ランサーズやクラウドワークスといった大手のクラウドソーシングではなく、サニーバンクに発注したくなるように、障害者の方の多様な特技を生かせることを知ってもらうことや、マッチングを成功させた成功事例を1つ1つ積み上げていくことが重要になるでしょう。

もちろん、報酬の単価についても、障害者だから安い報酬で仕事を受けるということではなく、その特技に見合った正当な対価で仕事が受発注されるようにしていかなければなりません。

まとめ

サニーバンクの試みが成功すれば、様々な障害者がその個性を生かして働くことができるプラットフォームが世の中に誕生することになるでしょう。サニーバンクは2018年5月に始まったばかりのサービスですが、今後の事業展開に注目していきたいと思います。

 

プロフィール

榊 裕葵(ポライト社会保険労務士法人代表)

大学卒業後、製造業の会社の海外事業室、経営企画室に約8年間勤務。その後、社会保険労務士として独立し、個人事務所を経てポライト社会保険労務士法人に改組。マネージングパートナーに就任。勤務時代の経験も生かしながら、経営全般の分かる社労士として、顧問先の支援や執筆活動に従事している。また、近年は人事労務freee、SmartHR、KING OF TIMEなどHRテクノロジーの普及にも努めている。

主な寄稿先:東洋経済オンライン、シェアーズ・カフェオンライン、創業手帳Web、打刻ファースト、起業サプリジャーナルなど

著書:「日本一わかりやすいHRテクノロジー活用の教科書」

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