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2019.11.10:フリーペーパーVol.44発刊!

妄想「火山噴火」

災害はすぐ隣に

日本に住んでいる以上避けて通れない天災が台風と地震、そして火山噴火です。
台風は1週間前には「どこらへんが危ない」という情報が出ますから避難する準備もできます。でも、いざ大型台風最接近というときになってもTVの前で固まって、家や車ごと流されたり埋まったりする人が100人単位でいるのは実に嘆かわしいのです。

災害大国

地震と火山噴火はスパコンが何台あっても足りません。予知ができないのです。せいぜい「今日から30年以内に大地震が起きる」「どこかの山が噴火する」程度しかわかりません。この程度の予知だったら誰にだってできます。せめて「どこそこ地方では何月何日を中心とする前後10日間が危ない」くらいの精度はほしいですね。その結果が震度1でも「無感」でもいいと私は思います。

大雨による冠水は早めに避難所に自主避難する、2階建て以上の戸建住宅やアパート、マンションなら、より高みを目指すことで生存率は飛躍的に上がります。台風のさなかに田畑を見に行くとか船を見に行くなんてことはもってのほか。死にに行くようなもので、残念なことでありますが、自業自得な部分があります。

桜島噴火

では火山噴火はどうでしょう?
最悪のパターンでお話をしますが、もし、桜島や北側の姶良カルデラ、南側の錦江湾口の阿多カルデラ、もしくは霧島連山の新燃岳、韓国岳、大浪池火山(霧島連山を総称して加久藤カルデラ外輪山)のいずれかが「破局噴火」を起こしたら、どうなるでしょうか?

破局噴火とは山体崩壊をともなう巨大爆発で、最低でも山一つ吹き飛ばす、とてつもないエネルギーを持っています。もし、2万9千年前の姶良火山の破局噴火や2万6千年前の桜島創生級の大爆発が今起きたとしたら、想像もできない大災害、いや大災厄が起きるでしょう。

まず津波が押し寄せます。桜島からの距離が短いので、高さは4〜5mになると思います。台風の高波には慣れていると思いますが、高波が防波堤で阻止されるのに対して津波は海が「もち上がって」しかも桁外れのエネルギーを持って押し寄せるので、防波堤を簡単に乗り越えて市街地を蹂躙します。

降下火砕物

大型バスや住宅程もある灼熱した巨大な岩石が弾道を描いて四方八方に飛び交い、大人の握りこぶしほどもある、赤熱した火山弾が音速を超えて60万人が暮らす、鹿児島市全域に降り注ぎます。火山爆発で一番怖いのは火砕流とそれに伴う降下火砕物、火山灰です。

人の健康被害はもちろん、飛行機のエンジンに灰が詰まるとエンジンが停止、再起動不能という事態に陥りますし、地上の交通・通信網は破壊され、水道水すら飲めなくなります。店のレジはもちろん電卓の類まで「電子」を冠する機器は全滅し経済活動が止まります。もっとも電卓を使える人類が鹿児島に残っていれば…の話ですが…

災厄は止まらない

桜島や霧島が破局噴火したら、鹿児島は火山弾に責められ、火山灰に埋もれて生き残るのも絶望的になりますが、それだけではすみません。九州の南半分は火砕流でほぼ全滅、北部九州から関東までは火山灰でほとんどのコンピュータが死に、工業生産と経済活動が停止。

いつ止むともしれぬ火山灰は東京でも大人のくるぶしが埋まるほどに積り、北日本と北海道は昼なお暗い記録的な冷害が数年間続くでしょう。円は紙くずになり、外国から永く食糧援助を受けることになります。

さらに悪いことに空中に巻き上げられた火山灰は、エアロゾルとなって北半球全体を覆います。目で見た明るさはそう違わなくても気温や日照量は確実に下がり、地球規模で「火山の冬」と呼ばれる冷害が発生します。

不死鳥のように

日本は南九州のたった1つの火山噴火でほとんどすべての産業を失ってしまいます。これは災厄以外のナニモノでもありませんが、産業構造そのものを転換するチャンスでもあるのです。国家再建はまず漁業から。それと同時にLED照明を使った水耕栽培技術の確立、実用化。やることはいくらでもありますし、やらなければならないことも一杯あります。

先端技術研究なんかは、10年先でも20年先でも基礎さえあればいつでも再開できます。そんなことより今日の食い扶持の確保が先決です。幸いにして新鮮で水はけのいい新しい土地がたくさんできました。まずは芋類から、動物性蛋白は魚で。テクノロジーで世界一になれたのですから、農業でもてっぺん目指せばいいじゃないですか。

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