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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

私たちは「日常」という競技を戦っている。心の限界を作っているのは自分。

リオ2016オリンピック・パラリンピックの全日程が終了し、待望の2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、限界を超えていく選手たちの挑戦は終わりません。

普段、人間は筋力的な限界を、その最大値の7割から8割程度に留めています。最大値まで酷使することで肉体へ与える危険信号を感知し、制御をかけるのです。

心理的な限界とは、体の動きにブレーキをかける心の作用のこと。体にとって、筋力の限界までパワーを出すのは諸刃の剣。自分のパワーに耐え切れず、筋肉や靭帯を傷つけてしまうリスクがあります。そこで人間の心は、本当の限界よりかなり手前で、「これ以上は無理!」と感じるようにできています。一般に、最大筋力の7~8割ぐらいの力で、「もう限界」と感じる人が多いと言われています。

アスリートは、限界を超えるトレーニングを積んできます。限界を感じる地点からさらに負荷をかけ、試合ではベストのパフォーマンスを発揮するのです。

自分に限界を設けているのは自分の心理です。

「これが限界」と思ったらそこで成長は止まってしまいます。パラリンピックに出場する選手たちが必ずしも苦しんできたとは言い切れませんが、多くの困難を乗り越えてリオデジャネイロの舞台にやって来たことは確かでしょう。

日常が努力と挑戦の連続であることは、競技者に限ったことではありませんし、障害者に限ったことでもありません。仕事で失敗して自分を否定されても、障害のために電車の乗降に苦労しても、呼吸の発作が起きたとしても、自分の能力を最大限発揮できる機会は必ずやってきます。

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画像引用:KanPara Press

行き詰まることがあってもそれを超えられる自分をイメージし、挑戦を日常的な遊びの場としてとらえることが大切です。それが競技の一種であるかのように。私たちは普段、まだ8割しか力を出していないのですから、もう少しで超えられる壁は、すでに超えているようなものなのです。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47696

via:JBPRESS

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