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2019.11.10:フリーペーパーVol.44発刊!

アマチュア無線家の陸上競技「ARDF」

アマチュア無線家の一般的イメージとは違う「ARDF」

国内のコンテストは全市全郡とフィールドデーをのそけば、ほとんど自分の家か、クラブの部室を使う「パッシブ」な競技で、競技時間も一番長い全市全郡で24時間、ローカルコンテストの中には朝8時からお昼までの4時間というものもあって、ネクラなオタクというイメージが定着してしまうのも無理はないかな? と思うのです。

パッシブ対アクティブ

皆さんARDFという競技を知っていますか?
ARDF(Amature Radio Direction Finding)は、アマチュア無線における唯一の「陸上競技」で、国際ルールもありIARU(国際アマチュア無線連合)主催の世界大会もある、立派なアクティブスポーツです(世界大会ではドーピング検査もあります)。

簡単にいえばオリエンテーリングとクロスカントリーに電波の方向探知を加えたものといえばわかりやすいかも。

このためフィールドがだだっ広く、途中に電波を反射してしまうような山(200m以下)があったりと、選手を悩ませたり苦しめたりする”仕掛け”があったりします。もっともフィールド全体が見渡せるような平地じゃ探索する意味も価値もありませんからね。それはそれで難しいけれど。

実際の大会では、山あり谷あり藪ありで、大切な無線機やアンテナを落としたり壊したり、場合によっては大怪我をしたりで気が抜けません。

陸連登録は・・・

ADRFが国際大会まである陸上競技で、国内競技会も国際ルールに準拠しているのになせ陸連登録しないのか?

それはほとんどの国の競技団体が自国の陸連に加入していないこと、そのため各国の競技人口の把握が難しいこと、どこの国でも「アマチュア無線家の少子高齢化とnetの普及」が挙げられます。すべての国が陸連加入してオリンピックの正式種目目指そうよ、と思うのですが。

少子高齢化と言えば人口構成と同じで、日本がその先頭を突っ走っているわけで、競技人口の構成は見事な逆三角形になります。やれば楽しいのにそれがわからんのだよなぁ。最近の若いもんには。

机にかじりついてnetゲームだ、よくわからんカードゲームだにうつつを抜かし、ちっとも表に出てこない。不健康だよまったく。などとヲタのおじさんは上から目線で君たちをながめるのであるよ。皮肉はこれくらいにしておいて、ARDFに戻ります。

資格はいりません

Amature Radioなんだから資格がいるのではないのか? だったらやっぱり自分たちには関係ないスポーツだ。とお思いの方もいると思いますが、選手として競技に参加するのには資格はいりません。

ただ一つ条件はあります。それは受信機の問題。

マルチバンドレシーバーというものなら、ただのラジオと同じですから無資格でOKなのですが、アマチュア無線のトランシーバーを使う場合は免許がないと不法開設局として摘発の対象になります(※)ので、購入する前に無線従事者の免許、購入後は無線局の免許を取る必要もあります。

また、体力や脚力に自信があって10〜12キロの山道を2時間以内(できれば1時間30分以内)で走破して入賞が狙える方は免許の取得とJARL(一般社団法人日本アマチュア無線連盟)への加入をお薦めします。

最近は競技人口の減少で参加費が高騰している上に、スポーツ保険の加入が義務づけられていて、全日本大会で参加費1万円という場合もありますが、JARL会員は半額という優遇が受けられるので、入っていても損ではありません。

(※)無線局の不法開設について
空中線(アンテナ)を展張し、(プレストークスイッチの押下など簡単な方法で)ただちに電波が出せる状態の無線機を総務大臣の許可を得ずに所持すること。

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