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2019.06.10:フリーペーパーVol.39発刊!

「そうめん流し器」製造工場火災 夏の風物詩への影響は?

かごしま夏の風物詩「そうめん流し」への影響は? 導入施設や利用客から心配と励ましの声

3月16日、白昼の鹿児島市内で起きた建物火災。全焼する痛ましいニュースでした。「そうめん流し器」全国シェア80%の製造メーカーだったこともあり、そうめん流しが夏の風物詩である鹿児島県内では、そうめん流し器を導入している施設や利用客からも心配と応援の声が聞かれました。

そうめん流し器メーカー火災の影響

火災は鹿児島市にある、そうめん流し器メーカー「鶴丸機工商会」の工場兼住宅の2階建ての建物で発生しました。火災発生当時、建物内には役員の男性が2階にいたそうですが、飛び降りて避難しけがもなく無事でした。

鶴丸機工商会は、業務用や家庭用のそうめん流し器の全国シェア80%以上の実績を誇るメーカーです。それだけに鶴丸機工商会のそうめん流し器を導入している施設では、利用者の増える行楽シーズンや夏に向けて影響が出ないか不安視する声も。

そうめん流し器導入施設や利用客から心配と励ましの声

鶴丸機工商会のそうめん流し器を導入している施設では、機械の故障や水漏れ等のトラブルで修理が必要となった場合に不安があり、特注品になるとその心配はさらに大きく。観光客が多くなる行楽シーズンや夏休みになると、全てのそうめん流し器をフル稼働することになるため、工場の早い再建を待ち望んでるようです。利用客からは「鹿児島の夏の風物詩であるそうめん流しの文化を守るためにも、頑張って再建してほしい」と励ましの声も。

鶴丸機工商会は「そうめん流し器」の生みの親

回転式そうめん流し器を約60年前に開発したのが、鶴丸機工商会です。昭和36年に当時の開聞町助役の部下から「竹に代わるそうめん流し器ができないものか」と、相談を持ちかけられた先代の社長が開発したものだそう。回転させるアイデアは、”たらい”での洗濯風景からヒントを得たもので、それを形にするのに1年かかったそうです。完成した回転式そうめん流し器の第1号は、昭和37年に指宿市営の唐船峡そうめん流しに納められました。

第1号機が誕生してから約60年経った現在も、基本的な構造はそのままに改良を重ね多くのそうめん流し施設で活躍しています。最近では、家庭用や流水が通常とは逆回転の左利き用を開発するなど、より多くの人が楽しめるそうめん流し器を追求し続けています。

鹿児島の夏の風物詩”そうめん流し”

割った竹に水を流し、そこに流したそうめんを箸でつかんで食べる一般的な「流しそうめん」とは違い、鹿児島では卓上の回転式そうめん流し器で食べる「そうめん流し」が夏の風物詩となっており、規模は違えど県内各地にそうめん流しの施設が数多くあります。

ぐるぐると回る冷たい流水の中をそうめんが流れ、それを箸ですくい上げ食べる。冷えたそうめんも美味しいですが、流れる冷水を眺めているだけでも涼しさを感じられます。屋根の下で真夏の強い日差しを気にする必要もなく、涼やかな景色や雰囲気のなかで食べるそうめん流しには、特に猛暑の続く夏は多くの人が涼を求めて訪れます。

県内でも特に人気のある指宿市営の「唐船峡そうめん流し」では2018年度の来客数が19万人に上り、国内の観光客だけでなく海外からの観光客も増え好評を得ているようです。

今回の火災は非常に残念なニュースでしたが、長年そうめん流しを支えてきた鶴丸機工商会のことを知り、その功績や存在の大きさを感じた人も少なくないのでは。夏の風物詩”そうめん流し”をこれからも楽しめるよう、鶴丸機工商会の再建を心から祈っています。

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