「視覚障害者誘導用ブロック」は日本から生まれた
普段歩く歩道の真ん中や駅のプラットフォームなどに、視覚障害者も歩行できるよう、立体的に隆起したドットがいくつも並ぶ黄色い線の「点字ブロック」を、日本人ならどなたでも見たことがあるのではないでしょうか。
(´-`).。oO(お早うございます!今日は1967年のこの日、岡山県岡山市に世界初の視覚障害者誘導用ブロック「点字ブロック」が敷設された #点字ブロックの日 です!点字ブロックは「安全交通試験研究センター」の初代理事長である三宅精一氏が友人の失明をきっかけに発案・発明しました)#今日は何の日 pic.twitter.com/Cd7dJrVcSF
— 北海道名物 松尾ジンギスカン【公式】 (@matsuo1956) 2019年3月18日
三宅精一
あの点字ブロックを発明した人物が、三宅精一(みやけせいいち)です。1965年、三宅は友人が視力を失ったことをきっかけに、「視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)」を発明しました。
1967年3月18日、岡山県立岡山盲学校近く、現在は国道250号となっている当時の国道2号、原尾島交差点周辺(現在の岡山市中区)に、点字ブロックは世界で初めて導入されました。
名称の定義
「点字ブロック」や「視覚障害者用タイル」の呼び名で有名ですが、正式名称は1993年に公布された「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」により「視覚障害者誘導用ブロック」と定義されています。
点字ブロックは、その有用性の高さから世界各国で導入されましたが、規格は各国でバラバラでした。それを受けて、2012年には国際規格ISO23599が発行されています。
点字ブロックは第2の目
点字ブロックに関しては、視覚に問題のない健常者から「ヒールのとき歩きにくい」「道路のど真ん中で邪魔」などの声が、現実には存在します。点字ブロックの上に自転車が駐車して、視覚障害のある方にとっての歩行の命綱を奪ってしまっている例もあります。
しかし、点字ブロックは視覚障害者にとって第2の目とも呼べるものです。三宅精一の発明を活かし、目が見えない方々も気兼ねなく外出を楽しめるよう、点字ブロックの存在意義をもう一度理解しなければなりません。
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