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2019.02.10:フリーペーパーVol.35発刊!

206円モーニングでもネットカフェが儲かるのはなぜ?

ネットカフェで散々飲み食いしたけど店側には戦略がある話

最近のネットカフェってすごく進化していますね。地元で店舗を増やしつつあるネットカフェチェーン「快活CLUB」に、モーニングの時間帯をねらい行ってみました。

午前8時のネットカフェモーニング

前日の夕方にあらかじめ会員証アプリを登録していた私にとって、この朝は2度目の来店でした。目当ての席が空いているか心配しましたが、渡された席番号は安心の「1」でした。

基本単位は30分

最も効率的にモーニングを楽しむため必要なことは、短時間で効率よく最適な量を食べきってしまうこと。その行為はもはや、ネットカフェの語源である「ネット」の部分を無視していますが、一番安い席で最短単位30分で済ましてしまえば料金は206円です。

この時間内に好き放題飲み食いすればいいとして、行動時間のロスを防ぐためにも店内の飲食物設置場所をイメージしてから入店しました。

オープンシート30分206円

私は10分延長して51円の延長料金を支払いましたが、それでも利用時間合計40分で料金は257円。飲食した内訳は次の通りです。

  • トースト2枚
  • フライドポテト1皿
  • ソフトクリーム3杯
  • コーンポタージュスープ
  • 飲み物(ココア、カフェラテ、中華スープ、メロンソーダ、
    グレープソーダ、野菜と果物のジュース)それぞれ1杯ずつ

店を出て感じたことは、「30分だとせわしないな…」というものでした。

快活CLUBの最適な使い方

十分にくつろぎ効率よく飲食するには、パック料金がおすすめです。インターネットやカラオケを使わない(使うヒマがない)利用者であれば、オーブンシート3時間パック515円がお得です。それだけの時間が用意できないのであれば、単位時間あたりのコストは無視し、最短単位30分で終了しさっさと出てしまうことです。

ビュッフェが利益を出す仕組み

存分にお得感を満喫したが存在する一方で、トータルコストできちんと利益を守っている店側という図式も存在します。この図式は、飲食店で客の支払う料金が、必ずしも目で見て分かりやすいサービスの対価にばかり充てられているわけではないことを示しています。

料金の内訳

飲食店で客が払う料金は、注文した料理に関わるさまざまな経費から計算されています。注文をとり配膳を行うウェイター・ウェイトレスへの人件費、1品ずつ調理する都に発生する光熱費、食器や調理器具などの消耗費、建物の家賃維持費管理費…その他さまざまな経費に対して、客は料金の一部を通して負担しています。

シェフと店員の数を減らし調理時間と回数を減らせば、人件費と光熱費を削減できます。それだけでも店の利益はさらに大きなものになるでしょう。

安くなる仕組み

そういった空白部分のロスを極力無くしたサービスとして代表的なものに、食べ放題のビュッフェがあげられるでしょう。1回の調理で大量のメニューを作ってしまえば、人件費と光熱費を抑えることができます。一部のメニューについては外部の業者に依頼することで、さらに単価を下げることもできるでしょう。一括調理とセルフサービスを特徴とするビュッフェは、労働力と人件費を極力カットしています。定期的に一定のコストがかかる人件費を抑える一方で、見かけほどに高くない食材のコストを削減し、経費のマイナスを相殺することは十分に可能といえます。

食べ放題の飲食店が「あれだけ山盛りの料理を用意してなぜ利益を出せるのか?」という疑問に対しては、「店の負担するコストは必ずしも客に見えやすい部分にばかりかかっている訳ではない」ということで、回答できるのではないでしょうか。

ネットカフェでの今回の自分の飲み食いが、内容からもそれほど大きな経費のかかるものではないことは分かっていました。

しかし、経世済民という観点からも、客の満足がどの部分にあるのか見極めてサービスを決定する市井の民間企業による不断の努力には、本当に頭の下がる思いになります。

私が206円をお得に感じた最大の理由は、そういった、顧客へのサービスを工夫する企業の蓄積された思考過程に対して払う金額としては、206円は安いなと思えたからかもしれません。