「やさしい日本語」でニュース配信『やさしい西日本新聞』
西日本新聞は、日本語が苦手な人にも伝わりやすい「やさしい日本語」でニュースを伝え始めています。『やさしい西日本新聞』は、西日本新聞のwebサイトで12月から始まりました。AIの自動翻訳機能や日本語教師、日本に住んでいる外国人を支援している方などの協力を得て、記事を「やさしい日本語」にかえて配信しているそうです。
西日本新聞は、急増する外国人労働者との共生を地域から考えるキャンペーン報道「新 移民時代」の特設サイトを開設しました。日本語が苦手な人でも読みやすい「#やさしい日本語」での記事配信にも新聞業界で(たぶん)初めて取り組みます。#新移民時代 #入管難民法 #AI翻訳https://t.co/DwwsMsWelz
— 西日本新聞社会部 (@nishinippon_sha) 2018年11月29日
「やさしい日本語」とは
西日本新聞が取り入れ始めた「やさしい日本語」とは、外国にルーツがある人など、日本語が伝わりにくい人にも伝わりやすい日本語のことをいいます。「やさしい日本語」には、わかりやすい言葉で、一文を短くすることなどの特徴があるとのことです。
調べてみると、捉え方の違いなのかもしれませんが、「やさしい日本語」にも色々あるようです。「減災のためのやさしい日本語」「共通言語としてのやさしい日本語」「インバウンドのツーリズムにも活用するやさしい日本語」「知的障害のある人のためのやさしい日本語」「聴覚障害をもっている人のためのやさしい日本語」などです。
私たちが自然に使っている日本語も、誰かにとっては難しく感じるということをすっかり忘れていました。「やさしい日本語」…学んでいかなければならない大切な言葉ですね。
【西日本新聞(福岡)】やさしい日本語 心も通う 台湾客におもてなし 柳川市 https://t.co/ujDwsko0I0 #西日本新聞 pic.twitter.com/A875pqbkLm
— Angels Queen[神風] (@angelQ001) 2016年8月27日
『やさしい西日本新聞』とは
『やさしい西日本新聞』は、web版の西日本新聞の記事を「やさしい日本語」に翻訳して配信されています。AIの自動翻訳機能や全国各地の日本語教師、定住外国人の支援に取り組んでいる方、一般読者の協力を得て、2016年12月から西日本新聞が展開してきたキャンペーン報道「新 移民時代」の特設ページを「やさしい日本語」にして伝えています。
一文を短く切って、漢字にはふりがなをふり、難しい言い回しは使っていません。記事を「やさしい日本語」に翻訳して伝える取り組みは、新聞業界初だそうです。
西日本新聞ではじまった、やさしい日本語での記事配信の取り組み。
ぜひ、見てほしいし、これからこういう記事が増えていってほしいです。
(画像はスクショなのでリンクからどうぞ)#やさしい日本語https://t.co/8966TtHXou pic.twitter.com/osPAFnDNaB— t.o.l. (@tolcolors) 2018年11月29日
「やさしい日本語」今後の広がりは
訪日外国人が3000万人を超えたというニュース、改正入管法に関連して、企業の外国人雇用においては「外国人が十分理解できる言語で支援できる体制を義務付ける」ことが盛り込まれたという報道もあります。
「やさしい日本語」は、近い将来誰もが学ぶべき言葉になりそうです。
西日本新聞の取り組みから大切だと気づいた「やさしい日本語」。まずは、相手に丁寧に言葉を伝えようとすることから始めてみませんか?
だけど日々の中でやさしい日本語の会話や翻訳に取り組むチャンスはまだ少ない。西日本新聞の仕組みを通して「やってみる」ことができるのは、大きな意義があると思う。
— 田中宝紀 IKI TANAKA (@iki_tanaka) 2018年12月8日
最新情報を購読しよう!
就労継続支援・就労移行支援事業者様へ
HIFUMIYO TIMESでは毎月フリーペーパー版を発行しており、各エリア版の加盟店を募集中です。福祉事業者に最適なブランディングと広報力をご提供します。詳しくはお問い合わせください。