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「やさしい日本語」でニュースを伝える西日本新聞

「やさしい日本語」でニュース配信『やさしい西日本新聞』

西日本新聞は、日本語が苦手な人にも伝わりやすい「やさしい日本語」でニュースを伝え始めています。『やさしい西日本新聞』は、西日本新聞のwebサイトで12月から始まりました。AIの自動翻訳機能や日本語教師、日本に住んでいる外国人を支援している方などの協力を得て、記事を「やさしい日本語」にかえて配信しているそうです。

「やさしい日本語」とは

西日本新聞が取り入れ始めたやさしい日本語」とは、外国にルーツがある人など、日本語が伝わりにくい人にも伝わりやすい日本語のことをいいます。「やさしい日本語」には、わかりやすい言葉で、一文を短くすることなどの特徴があるとのことです。

調べてみると、捉え方の違いなのかもしれませんが、「やさしい日本語」にも色々あるようです。「減災のためのやさしい日本語」「共通言語としてのやさしい日本語」「インバウンドのツーリズムにも活用するやさしい日本語」「知的障害のある人のためのやさしい日本語」「聴覚障害をもっている人のためのやさしい日本語」などです。

私たちが自然に使っている日本語も、誰かにとっては難しく感じるということをすっかり忘れていました。「やさしい日本語」…学んでいかなければならない大切な言葉ですね。

『やさしい西日本新聞』とは

『やさしい西日本新聞』は、web版の西日本新聞の記事を「やさしい日本語」に翻訳して配信されています。AIの自動翻訳機能や全国各地の日本語教師、定住外国人の支援に取り組んでいる方、一般読者の協力を得て、2016年12月から西日本新聞が展開してきたキャンペーン報道「新 移民時代」の特設ページを「やさしい日本語」にして伝えています。

一文を短く切って、漢字にはふりがなをふり、難しい言い回しは使っていません。記事を「やさしい日本語」に翻訳して伝える取り組みは、新聞業界初だそうです。

「やさしい日本語」今後の広がりは

訪日外国人が3000万人を超えたというニュース、改正入管法に関連して、企業の外国人雇用においては「外国人が十分理解できる言語で支援できる体制を義務付ける」ことが盛り込まれたという報道もあります。

「やさしい日本語」は、近い将来誰もが学ぶべき言葉になりそうです。

西日本新聞の取り組みから大切だと気づいた「やさしい日本語」。まずは、相手に丁寧に言葉を伝えようとすることから始めてみませんか?

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