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2023/12/10:フリーペーパーvol.93発刊!

解離性障がい(多重人格)と生きる私の症状・想い・過去、そしてこれから

解離性障害 症状

私の病名は『解離性障がい』。

簡単に言うと、多重人格です。

…と言っても、人それぞれ症状が違います。

有名な人では、ビリーミリガンさんもそう。ビリーミリガンさんを知らない方はこちらをどうぞ。

https://goo.gl/Sfw10V

via:wikipedia

 

わたしのこと

私の場合は、3人の人格さんがたま〜に出てきます。

最近はもう一人増えた様な気がしないでもないですが(;・∀・)

 

「他の人格さんが出ている時ってあなた自身はどうしてるの?」と疑問に思っている人も多いようなので、ここではまず他の人格さんが出てきた時の「私自身」の様子について書いてみます。

ちなみにこの「私自身」。

解離性障がいを抱える人の「元の自分自身」の事を「基本人格」と呼ぶんだそうです。

私は他の人格さんが出てきている時、全然記憶がないのです( ゚д゚)

といっても、自分自身を上のほうから見ている感覚もあったり(´・ω・`)

 

人それぞれですが、もっと多くの人格さんが現れてる方もいます。

想像もできないほど辛い思いをされている方も( ;∀;)思い起こせば私の病気は幼少期から始まっているように思います。

物心ついた時、私の母はアルコール依存症でした。いわゆる『機能不全家族』=アダルトチルドレン、アダチルと呼ばれるやつですね。そんな環境で生まれ育ってきたことが「今現在の私の病気に関わってきてるのかな〜」と思っています。

 

「解離性障害」と生きる私の症状・過去・現状まとめ

ということで、そんな「解離性障害」を抱える私がの現状、症状や想い、過去について簡単にまとめてみました。(ちなみに今までの経験上、ストレスが多くかかると症状が出やすい!)

  • 親の愛情を受けていない。よく覚えているのは母から思春期に「お前は何を考えてるか分からない。お前みたいな子どもはいらない。」と言われ育ってきた。
  • 甘え方、頼り方が分からない。
  • 自分自身をネガティブに捉え、追い込んでしまう。
  • 他の人と話したりしても、自分の感覚とは違う感覚がある。
  • 普通に人と話している時に、ふわ〜っとして宙に浮いた感覚が襲ってくる事がある。(症状悪化時は常に…)
  • 子供の頃から青春時代の間の記憶がほとんどない。
  • 困ったときに「助けて欲しい」がなかなか言えない。
  • 知らない間に何かしら購入していたり、部屋にモノが増えてたりする事がある。(これは本当に困る)
  • 人格さん同士で会話しているのが聞こえる。(こうなると本当に騒がしい(¯―¯٥))
  • 幻覚、幻聴が起きる。(現実に起きてない事だと気づけばいいけど、区別がつかなくなると本当に大変…)
  • 生きづらい…。(他の人と同じ様にやってるつもりでも変わった人だと思われる。だから、友達が少ない。出来ない。)

 

今は母は亡くなり、話す機会がなくなってしまったけど「いつもそばにいてくれてるな〜」ってなんとなく感じる時もあります(●´ω`●)あ、変な意味ではなくて(笑)

でも、一方で

話したい時に近くにいない…。

母がこの世にいない事がとても悲しい…。

なぜ私は生まれてきたの?

なんで私を生んだの?

どうして皆わかってくれないの?

どうして?

なんで?

 

と、堂々巡りな数え切れない疑問符が頭を飛び交います。

というわけで、正直いつも苦しい。

全部を理解してくれとは言いません。

ただ、寄り添って話を聞いて欲しいだけ。

構って欲しいだけ。

多くの人が当たり前にできる事を、日々試行錯誤しながら生きています。

 

精神障害者として私が言いたい事

・精神障がい者は、心や脳の病気なので他人から見ると普通の人と何も変わりません。
でも、健常者と”同じように出来る”と決めつけないで欲しいのです。
これは決して甘えで言っているわけではなく、その時々に応じて出来る事と出来ない事が出てくるためです。
・障がい者に対しての偏見をやめて欲しい。
よく言われることですが、「障がい者だから・関わると大変だから」と思ってる人がまだまだいっぱいいるように感じます。
話せば皆一緒。同じ人間です。ただ色眼鏡をかけて話をしないだけ。

 

あなたの隣にいる人は、普通に見えて、実は心に見えない傷を持つ障害者かもしれません。

「甘えた人」とレッテルを貼られたあの人は、実は心に見えない傷を持つ障害者かもしれません。

向かいのホームに立つあの人は、実は心に見えない傷を持つ障害者かもしれません。

 

そんなふうに、普通に見えても試行錯誤し生きているのは障害者も健常者もみんな同じなんじゃないかな。

この場を借りて、症状の事や日頃感じた事を、少しでも多くの人にとっての「障害者に対する偏見をなくす」きっかけになるように私は今日も生きていく事とは何なのか、自分に問いながら生きていきます。

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