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2022/011/10:フリーペーパーvol.80発刊!

優先歩行者が横断歩道の前に立ち、車の通過を待つ

優先であるにもかかわらず車両の通過を待ち横断しなければならない歩行者

横断歩道等における歩行者等の優先
第三十八条

車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。

注:e-Gov法令検索「第六節の二 横断歩行者等の保護のための通行方法(横断歩道等における歩行者等の優先)第三十八条」
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000105

歩行者と車の関係

日本の道路交通法では、道路を横断する歩行者がいるとき、自動車は歩行者の進行を妨げてはならないことが定められています。

横断歩道付近等における交通ルール

横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。また、歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければなりません。

注:警察庁「横断歩道付近等における交通ルール 1運転者のルール」https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/oudanhodou/info.html

信号機のない道路

ましてや、信号機が無く横断歩道が描かれ、さらに歩行者優先標識の立てられた道路を歩行者が横断しようと待つその前を、車が徐行すらせず、歩行者と衝突すれすれの距離でそのまま通過してしまったとしたら、法令による安全を目指した優先規定など全く無視されているとしか言えません。

警察は違反を放置

ところが、日本の多くの道路では、このようなおかしな違反がまるで車の方に優先権でもあるかのようにまかり通っています。

鹿児島市の場合

歩行者として横断する時点ですでに優先権があるわけです。車は歩行者の横断を確認し次第、徐行しなければなりません。

徐行は交通状況を考えてのこと

鹿児島市の道路を、鹿児島市民の私は頻繁に渡るのですが、ほぼいつもといっていいほど、車は、自分から止まろうとはしません。交通状況を総合的に考え、停止がふさわしくないと判断される場合、車が止まらないことをそのまま検挙に結びつけることはできないのかもしれません。しかし、その横断歩道のある場所は見晴らしの良い直線道路で、中央線の引かれた幅員にも余裕のある普通の道路です。片側1車線ではありますが、信号機の設置された交差点には右折専用車線も設置されています。

本当に正しいと思うなら警察の前でも行けばいい

しかし、警察署や交番の前、パトカーの巡回中や警察官が交通整理しているような場面では、いつもは止まらない車も止まるのでしょう。普段から車が優先されることに自信があり通過しているなら、警察がいようが正々堂々と進行すればいいのではないでしょうか。自分の運転が正しいことを認識しているからこそ、歩行者が立っていても進行しているのでしょうから。

交番への相談5回

私はその道路の住所を担当しているはずの地域の交番に、この件について電話で相談したことがあります。まるで歩行者を牽制するかのように、むしろ加速気味に自身の車両進行を優先する車もいることを含め、もう5回ほど。1回目の電話から、現在で約3年経過しています。

道路交通法

警察の方では、何らかの対策を取っているのかもしれませんが、少なくとも個人的に通行する限り、状況は一向に変化がありません。こちらが横断歩道の前で静かに待てば待つほど、車はむしろここぞとばかりに自身の進行を優先し、止まろうとする気配はありません。車の流れそのものが切れるまで、歩行者が待ちます。優先権のある歩行者が、譲る立場にある自動車に、譲るわけです。

ケリをつけるなら信号機

結局のところ、優先順位をはっきりさせるための一番いい方法は、信号機を設置することです。しかし今のところ、その場所に信号機が設置される気配などありません。

全国一斉の意識改革

止まろうともせず、歩行者にぶつかりそうになりながら、その歩行者を逆に睨みつけるように過ぎていく車のなんと多いことか。この現状について報告を受けながらも、徹底した解決には乗り出そうとしない警察による対策のなんと緩慢であることか。さらにこの傾向は、地域を限定することなく全国で当たり前のようにまかり通っています。そういう違反運転が継続的に放置される結果、罪のない歩行者が事故に遭い、亡くなっていくのです。

Better Japan, Better Life.

被害者は、母子、幼児、通学児童、足腰の弱い高齢者、車椅子利用者など、もともと移動手段が限られた交通上の立場が弱い人たちが多数です。こういう状況を警察や行政がこのまま放置するなら、そうであるならいっそのことお願いしたいことがあります。

青信号を守って横断歩道を渡った、小学2年生女子児童の交通事故死

「弱者優先の法則を無くしてください。今だって、弱者がぜんぜん優先されていないじゃないですか。おかしくないですか? もし今の原則を続けるなら、徹底して取り締まってください。それをしないなら、弱者優先なんて口先ばかりの文言はやめてください。できないって言うなら、どこもかしこもきっちり信号で白黒つけてください。今までだって、たくさん人が死んでいるじゃないですか。人が死んでからでなければ動かないような、後手後手の政策にはもううんざりなんですよ

改革は既に死んでしまった者にとって何の意味もない

明日もまた、私は同じ道路を横断するでしょう。車も、同じようにまた自分を優先して通過していくのでしょう。その事実に対して、おそらく全国すべての警察が、解決に向けた政策など決して取ろうとはしないのだろうと思います。

English edition:‘’Priority pedestrians stand in front of the crosswalk and wait for vehicles to pass‘’ HIFUMIYO TIMES

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