小学生の頃、私の学校には車椅子の同級生がいた。彼は、一年生の頃から同じ小学校に通っていた。周りの皆も彼がいる事に何の違和感も抱いていなかったし、至って普通に過ごしていた。今となると、日常で困った時や体育、運動会はどうしていたのだろうとかいう疑問はありはするが、そこは問題ではないだろう。
クラスに障害がある子がいたり、学校に知的障害児のクラスがあると、運動会や休み時間は自然と交流し、健常クラスの子が障害のある子どもの手助けをする様子が見られるらしい。
でも普段から接触していないと「変なヤツ」と感じ、異質な者として排除したくなる心が子どもに芽生えるとも言われている。排除するのではなく、自分とは違う存在を認める、ということを幼いうちから体験させることはとても大切なことだ。
その車椅子の彼は、足が動かない代わりに物凄い強い腕を持っていた。休み時間などに彼の周りに友達と集まり何人も次々に腕相撲を挑んでも彼に敵うものはいなかった。彼は僕らの学年全体に馴染んでおり、とても愛される存在の子であったのだ。
■クラスに皆の足を引っ張る子がいた場合
保育参観に行きました。すると先生がお話している間も教室内をずっとウロウロしている子どもがいました。クラスが何となく落ち着かず、わが子の集中が阻害されている感じがします。
そんな時、たとえあなたが心の中で「○○君はじっとしていられないお行儀の悪い子、しつけの出来ていない家庭の子だわ」と感じても、これを言葉に出してわが子に伝えてはなりません。子どもも人を見た目で判断するようになってしまうからです。
子供は素直だ。「どうして○○くんはお椅子に座らないの?」そんな質問を子供は親に向かって投げかけるだろう。そんな時は、決して「お行儀が悪いねー。」という一言で片付けたりせず、「○○くんはお椅子に座るのが苦手なんだね。でも歩くのが得意なんだね」そう伝えると良いそうです。その後は子供自身がどう感じるか。
ただし、体操教室や英語教室の習い事の場合は“運動能力を付ける”“英語を学ばせる”など明確な目的があって時間をお金を投資して通わせます。
だから同じクラスにこれを阻む生徒がいたら、子どもがいないところで教室側にクレームを言うか、あなたがクラスを代わればいいのです。
多くの人が集まる学校や保育園。多様性や社会性を身につけるため、いつもの家庭とは違う子と触れ合うことも子供にとっては大切な経験になるだろう。
親の障害を持った子に見せる態度が子供には顕著に現れるという。子供のしつけは親の責任だ。子供だけをしつけるのではなく、まずは自分を律して子供達に向かうことが大切だ。あなたが嫌いな子でも、子供同士は仲良く何も思わなく付き合っている可能性も多々ある。子供にとっていいお手本になるために、まずは親ができることがあるはずだ。
http://news.ameba.jp/20160811-1025/
via:アメーバニュース
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