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2018.11.10:フリーペーパーVol.32発刊!

福山通運が日曜日の集荷・配達を中止して1カ月が経過

福山通運が日曜日の集荷・配達を中止して1カ月、影響は?

人手不足などを主な理由として、福山通運が今年の10月から日曜日の集荷と配達を中止しました。それから1カ月が経過しましたが、世間はこれまでと同じように回っているし、福山通運が日曜日だけ配達しないことで特に困るようなことはありません。日曜日に出る分の荷物を月曜日なり土曜日なりにまとめて集荷、配達すればいいのですから。困ったことがあれば、営業している他社の宅配サービスを利用すればいいのです。

福山通運が、今年10月1日からの営業体制の変更を自社ホームページで明らかにしたのは9月21日。2019年1月からは、日曜日の企業向け貨物の集荷・配達をすべてやめることを決定しています。そのことについて福山通運は、法人の顧客18万社に対して説明を始めています。

福山通運の営業体制変更

福山通運が、今年10月1日からの営業体制の変更を自社ホームページで明らかにしたのは9月21日でした。2019年1月からは、日曜日の企業向け貨物の集荷・配達をすべてやめることを決定しています。そのことについて福山通運は、法人の顧客18万社に説明を始めています。

ドライバー不足

福山通運が公式に発表している営業体制変更の理由は「配送トラックのドライバー不足」です。日本中に広まる大きな自然環境・労働環境問題である「再配達問題」の一番の被害者といえる、トラックドライバーの成り手が見つかりません。理由の一つとして景気の回復もあるでしょう。キツイ仕事の一つであるトラックドライバーでなくても、仕事があるのです。仕事があることは、本来、望ましい現状のはずです。

日曜の不在なら

休日のレジャーなどで留守にしていることが多いという理由で、とりあえず最初は日曜を選んだのかもしれません。不在配達が何度も繰り返されるぐらい、荷物の届け先が不在なら、配達業者側とすれば日曜日のたった1日程度は配達に猶予がほしいところだと思います。

営業時間短縮の方針

24時間を朝9時から夜9時までにするゆうゆう窓口もあれば、朝8時から23時までの開店を朝10時から22時に変更するショッピングモールのような例もあります。

時間短縮

福山通運の日曜日における営業体制の変更も、一種の時間短縮なのかもしれません。お客様第一と同等に社員を第一に考える思考の変化は、社員が健康でなければ良いサービスにつながらないという点からも、当然の成り行きともいえます。イオンなどの商業施設が少し遅く開店し、夜少し早く閉店するのも、買い物客が時間に合わせれば済む話です。これくらいの時間調整にも不都合を覚えるなら、前日までに時間調整して買い物を終えるなり、他の24時間営業の店を利用すればいいことです。

福山通運の方針はドライバーの地位向上に

以前に、コンビニエンスストアが24時間営業をやめたらどんな困ったことが起きるのだろう? という疑問を投げかけた、

「もしも、コンビニエンスストアが24時間営業でなくなったら」

のような記事を公開しています。すでにお読みいただいているかもしれません。

ゆうゆう窓口の営業時間

コンビニではないものの、当時は、郵便局の「ゆうゆう窓口」が24時間営業をやめ、時間制限のある窓口対応に変えたことをお話しました。ゆうゆう窓口の対応は今でも迅速で心地よく、利用者から24時間営業でなくなったことに対する苦情の声など出ていません。福山通運を始めとした、そのほかの宅配サービスはどこも、これまで時間帯お届けについてサービスの種類を増やし過ぎたように思います。客が望んでいるのは、即日配達よりも受取場所の多様化です。福山通運としてはトータルの収支を考えると、頻繁な再配達で燃料費を使うより、日曜をスッキリ休みにする方にプラスが出たのでしょう。こういった動きは、24時間営業の見直しだけでなく、営業時間短縮などの形で見かけることが増えました。

最後に宅配まとめ

「便利とは自分が工夫して作り出すもの」という考え方には、多くの方に賛同いただけるものと思います。どこまでも客意識の強い届け先である荷物の受け手が、配達の労力を理解し、職場環境の改善に常識的に協力する意識に立てば、労働時間短縮作業効率アップにつながる働き方改革は進むでしょう。ドライバーが使いやすい便利な労働力である限り、労働環境の改善は見込み難いものです。今回の営業時間短縮の決定で、トラックドライバーの仕事は激務で高い報酬が約束されるべきだという風潮が生まれ、不在配達させる届け先のほうが非常識とみなされる社会になったなら、再配達を減らし、無駄な労働と時間と排出ガスを、削減することにつながるだろうと思います。