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2018.11.10:フリーペーパーVol.32発刊!

オストメイト対応トイレの使い方を知っていますか??

ストーマ(人工肛門)を造設した方が使うトイレ

内臓疾患や消化器官の病気を患い、肛門から排便が困難となり手術をして腹部に作った排泄口をストーマ、人工肛門とも言います。普通の便器では排泄が難しく時間もかかってしまうことが難点なのですが、ストーマ用のトイレ(オストメイトトイレ)があるのをご存知ですか?そして使い方を知っていますか?

お腹に十字の絆創膏を付けているマークがオストメイト用トイレ

オストメイトトイレを表示しているマークは、お腹に十字の絆創膏を付けているようなマーク。ショッピングモールや病院などで見かけたことありますよね?

主に、車椅子専用の方や乳幼児設備用と同じ個室用のトイレに表記してある場所が多いです。

普通の洋式トイレでは排便が難しい…

ストーマの装具から便を排泄するとき、普通の洋式トイレを使うときは色々注意が必要なのです。便器にそのまま便を排泄すると便器の周りやズボンなどに飛び散ってしまい、後々に便器を掃除したりズボンを水洗いしたりなど困ったことにもなるのです。

なので便が飛び散らないようにトイレットペーパーをたくさん便器に置いてから排泄すると、便の飛散を結構防ぐことができます。あと、低い位置にある便器だと足を少し下げて排泄しないといけないため難しい態勢となり、非常に困難です。和式トイレしかない場所だと排泄する態勢が辛いので最悪です。

オストメイトトイレの使い方知っています?

トイレに入ると、手すりがある洋式トイレと一見手を洗うような蛇口のついた場所がありますよね?そしてトイレットペーパーもある。そう、これがオストメイト用のトイレなのです。

無理な態勢をせずに立ったまま排泄できるので、使い方を知っていると非常に楽に使えます。

蛇口は設備によって様々で、水道のようなものやシャワーのような蛇口のオストメイトトイレもあります。

 オストメイトトイレの使い方

ストーマをしている友人からやり方をレクチャーしてもらいましたので、オストメイトトイレの使い方を僕なりに説明します。

まず、真ん中の便器に便を排泄します。

そしてストーマ装具についた便をトイレットペーパーで拭き取り便器に捨てます。

横に「流す」のボタンがあるので、それを押すと水が出て便もトイレットペーパーも流れていきます。

「流す」ボタンを使っても便器が綺麗にならず、飛び散った便があった場合は真ん中の蛇口を使います。

ここはさっきも書いたようにシャワー付きの蛇口もありますが、ない場合は蛇口を引っ張ることができてシャワーのように回しながら便器を掃除できます。

このように蛇口を引っ張って、便器の周りを水洗いするのです。

これが僕なりのオストメイトトイレの使い方です。友人は「1度覚えたら簡単だし、めっちゃ楽に使えるよ」と笑顔で教えてくれました。多分僕にも知ってもらい、他の人にも使い方を教えて欲しいという願いがあったからだと思います。

設置場所や認知度はまだまだ低い

ただ問題なのはオストメイトトイレの設置場所が少ないこと。病院や一部のショッピングモール、高速道路のサービスエリアなどで見かけるぐらい…。見かけても車椅子専用の個室トイレしか設置していない場所が多いのが目立ちます。

そして健常者の方がオストメイトトイレを見てもまず使わないですよね。ストーマを造設している方からは、みんなに「このようなトイレもあるんですよ」と知ってもらうしかできないのでしょうか。

僕も最初は「なんだこれ?」とか「シャワー付いてるからここで髪を洗うのかな??」と誤解していました。やっとこのオストメイトトイレの使い方が分かって、「なるほどな〜」と思ったのです。

使うことのない方でも使い方を知って、もし周りにストーマを造設している方がいれば使い方を教えてあげてください。このようなトイレがあることをもっと多くの方に知ってほしいと思います。そしてオストメイトトイレの設置場所も、もっと増やしてくれることを願います。