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2024/3/10:フリーペーパーvol.96発刊!

知的障がい者サッカー世界選手権「もうひとつのW杯」

第7回 INASサッカー世界選手権2018に鹿児島から4名出場!

8月にスウェーデンで第7回 INASサッカー世界選手権2018(通称:もうひとつのW杯)が開催されます。全国約7,200の選手から選出された日本代表は17名(平均年齢は21歳)。鹿児島県からは DF 谷口拓也選手MF 原良田龍彦選手が出場します。この17名の選手を束ねるのが西眞一監督(鹿児島県姶良市役所)。それを支える泉谷光紀コーチ(鹿児島県立出水養護学校教員)。鹿児島から監督、コーチ、選手、合わせて4名が知的障がい者サッカー世界一を目指して、7月末の最終合宿を経てスウェーデンへ飛び立ちます。(*INAS:国際知的障害者スポーツ連盟)

鹿児島市で壮行会

西眞一監督、泉谷光紀コーチ、谷口拓也選手、原良田龍彦選手のスウェーデンでの戦いを応援するため、7月18日、鹿児島市のジェイドガーデンパレスにて関係者約100名が集まり、壮行会が開かれました。

4年前のリベンジ!

西監督、谷口選手は2回目の出場となります(西監督は前回大会はコーチとして帯同)。2014年のブラジル大会は4位。ファイナルまであと1歩のところでした。日本代表が目指すところは「前回大会以上の成績…ファイナリスト、そして優勝」と西監督は語っています。サイドバックの谷口選手は「2回目のチャレンジ。ブラジルのリベンジをしたい。スウェーデンでは活躍できるように頑張ります」と決意を述べていました。「目標の成績は?」との問いには「前回よりも上…優勝」と答えていました。

感謝の気持ちを持って

泉谷コーチと原良田選手は初出場。泉谷コーチは4年前の壮行会に参加していたとのことです。「自分がこの場に立っているのが信じられない。監督が試合に専念できるよう、選手たちをしっかり見て、支えていきたい」と語りました。サイドハーフの原良田選手は「初めて世界大会に出場します。これまで支えて下さった方々に感謝の気持ちを持って、世界大会ではゴールを決められるよう頑張ります」と抱負を述べていました。「ワクワクと不安どちらの方が大きいですか?」の問いに「不安の方が大きいです」と答えた19歳の原良田選手。丁寧な受け答えが印象に残りました。

もうひとつのW杯とは

1994年オランダで初めて開催された INASサッカー世界選手権。通称、「もうひとつのW杯」。知的障がい者のサッカー世界一を決める4年に1度行われる大会です。2002年の日韓ワールドカップ以降はFIFAワールドカップの約1ヶ月後に同じ開催国で行われています(今年は諸事情によりスウェーデンでの開催となっています)。日本代表は2002年から出場しており、今大会で5大会連続5回目の出場となります。

これまでのもうひとつのW杯

参加国は第1回大会は12カ国、その後は14→16→16→11→8。第7回大会は9カ国が世界一を目指します。過去の大会の優勝、準優勝国は…そして日本の戦績は…

1994年 第1回オランダ大会
【優勝】ルーマニア【準優勝】スロバキア(日本不参加)

1998年 第2回イギリス大会
【優勝】ポーランド【準優勝】ブラジル(日本不参加)

2002年 第3回日本大会
【優勝】イングランド【準優勝】オランダ(日本:10位)

2006年 第4回ドイツ大会
【優勝】サウジアラビア【準優勝】オランダ(日本:11位)

2010年 第5回南アフリカ大会
【優勝】サウジアラビア【準優勝】オランダ(日本:10位)

2014年 第6回ブラジル大会
【優勝】サウジアラビア【準優勝】南アフリカ(日本:4位)

さて、2018年 第7回スウェーデン大会は…

もうひとつのW杯 スウェーデン大会

INASサッカー世界選手権2018 スウェーデン大会の開催期間は8月5日(金)〜8月18日(土)、スウェーデン最大の湖、ヴェーネルン湖の北岸に位置する都市、カールスタッド市などで試合が行われます。参加国は9カ国。日本代表は前回大会の4位を上回るファイナリストを目指します。

日本代表は中1日で3試合戦うとのこと。

初戦はポーランド。前回、ブラジル大会では予選リーグ、準決勝と2戦2敗の相手です。西監督は「対策はうっている途中」、谷口選手は「初戦、ポーランド戦はリベンジする」と語っていました。上位進出には初戦のポーランド戦が鍵になりそうです。第2戦は三連覇中のサウジアラビア、第3戦はロシアと続きます。

日本代表の活躍に期待!

西JAPANは7月28日(土)〜31日(火)、栃木県さくら市のSAKURAグリーンフィールドにて最終の強化合宿を行った後、8月1日(水)戦いの地 スウェーデンに向かいます。

セルヒオ・ラモスとクリスチアーノ・ロナウドが好きというサイドバックの谷口選手と、乾選手のプレースタイルが好きというサイドハーフの原良田選手。鹿児島から出場する二人の活躍はもちろん、日本代表としても、目標としているファイナリスト…そして優勝に向け、まずはコンディションを整えて欲しいです。

ひたむきにサッカーをする、ボールに対して純粋に向かっていくという日本代表の選手たち。全員攻撃、全員守備で、とにかく走り負けすることなく、自信を持ってピッチを駆け抜けてほしいです。

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