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2024/4/10:フリーペーパーvol.97発刊!

アルツハイマーは治る病気に!?治療薬とワクチンの開発

増加の一途をたどるアルツハイマー病。しかしながら一筋の光明が

2015年の統計によると、世界で4680万人が苦しんでいるといわれる認知症。
その中でもアルツハイマー病が最も多く、認知症の70%を占めているといいます。

これまでは認知症と診断されると「現状では確実な治療法がありません」と通告されるのが関の山でありましたが、これが変わるかもしれないというのです。

英国の慈善研究機関アルツハイマーズ・リサーチUKによると、3年以内にアルツハイマー病の治療薬が、10年以内にワクチンが入手可能になるだろうとの見解を示したのです。

2021年までには治療薬の臨床試験が終了の見込み

アルツハイマーズ・リサーチUKの最高科学責任者デイビッド・レイノルズ博士は記者会見で、アルツハイマー病向けの薬12種類が現在、臨床試験の最終段階にあると述べました。
これらの薬全てにおいて、2021年までには臨床試験が終了するのだと言うのです。
この12種類の薬は、アルツハイマー病の進行を止めたり、緩めたり、あるいは病気そのものを治したりするものであるそうです。

ワクチンで予防。画期的なアルツハイマー対策

もはや現実的な開発段階。アルツハイマー病のワクチン

現在開発中のワクチンですが、臨床試験のフェーズ1と2の段階にあります。
このワクチンを使えば、アルツハイマー病の70%が予防できる可能性があるそうです。
将来的には、英国の50歳以上の人がアルツハイマー病のワクチン接種を受けるという制度もできるかもしれません。

お金がかかる?結果的には医療費削減が可能

もしワクチン接種の制度ができた場合、年間94億ポンド(約1.4兆円)の経費が国民保険サービスにかかるのですが、ワクチンでアルツハイマーの発症を3年遅らせることができた場合、127億ポンド(1.9兆円)の医療費削減が可能であるといいます。

世界的に遅れている認知症対策

治療薬やワクチンがなぜ画期的なのかというと、認知症対策は世界的に遅れているのが現状ということがあります。
現在、世界では3秒に1人が認知症を発症しており、患者数は2030年に世界で7500万人、2050年には1億3150万人に達すると推測されています。しかし、治療薬やワクチンが使用可能になれば、このような数字も大きく変わるかもしれないのです。

世界規模で適切な認知症対策プログラムを実施している国は、8カ国しかありません。
このような治療薬やワクチンは世界的な需要があると言えるでしょう。

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