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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

歯の食いしばりに悩んでませんか?

歯の食いしばりと肩こり、頭痛などの関連性。マウスピース治療法を調べてみた。

朝起きると肩こりや頭痛に悩まされていませんか?
そして、口の中に違和感を感じたりしていませんか。
私は以前から歯医者に行くと、歯の食いしばりを指摘されていました。
今日は歯の食いしばりから起こる体の不調と治療法の一つでもあるマウスピースについて記事にしたいと思います。

食いしばり、歯ぎしりとは?

歯ぎしりや食いしばりは、別名「ブラキシズム(口腔内悪習慣)」と呼ばれているそうです。
ブラキシズムは、歯を削ったり、ヒビが入ったり、周りの骨を溶かしたり、根を露出させたりします。
また、歯周病を悪化させるリスク因子でもあります。

歯ぎしりの主な原因は?

歯ぎしり・くいしばりの起こる原因は何なんでしょうか?
一般的に中枢性のストレスに対する生体の反応とされていますが、その他に噛み合わせなどにより顎の筋肉の緊張がアンバランスとなっている事なども影響を与えるそうです。

歯の不調が原因

虫歯で歯が痛い、高さが不適合な金属冠がある、歯の抜きっぱなしなどによる噛み合わせの狂いなどがある場合には、歯ぎしりやくいしばりが起こりやすいと言えます。

ストレスが原因

さらに、精神的、または肉体的なストレス下にある場合も増強されます。
歯ぎしりやくいしばりをする事によって、体は不安や憂鬱などのストレスを発散させていると言われています。
このように歯ぎしりやくいしばりの原因は中枢性のストレスや、精神的・肉体的なストレス、お口の中の環境、全身疾患、お薬の副作用など様々な因子が絡んでいるそうです。

みんな大なり小なり歯ぎしりをしている

ほとんどの人に大なり小なり見られる現象である事があきらかになりました。
人それぞれ噛み合わせも咬む力も違います。
ですが、歯ぎしりや食いしばりなどのその運動パターン、その作用時間、その力や部位も異なり、どの歯にどれ位の影響が出るかも全く違ってきます。

歯ぎしり、食いしばり簡単チェック!

以下の項目にあてはまるものがある方は、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性が髙いといえます。

・朝起きると、こめかみや口の周りが疲れている、もしくは痛みを感じる
・歯や歯茎が痛い・顎がだるかったり、痛みがある・歯茎や歯が水にしみる
・仕事中など、何かに集中している時に、気付くと歯を食いしばっている
・慢性的な肩こりや頭痛に悩まされている・頰の肉や舌に歯の跡がついている

歯ぎしり・食いしばりってどんなものなの?

歯ぎしり・食いしばりといっても、実はいくつかのタイプに分類されるそうです。

グラインディング

上下の歯をグライド、つまり滑らせるように動かす事で、歯がすり減っていく物です。
特徴としては、ギリギリなどと言う音が出る事が挙げられます。
また、顎全体が大きく動く為、歯も広範囲に渡り、ダメージを受けます。

クレンチング

顎を動かす事なく、上下に強く噛み締めてしまう物です。
歯や顎に強い力がかかり続けてしまい、グライディングよりも悪質と言われています。
また、グライディングと違って音がしないので、なかなか自覚されないのも怖いポイントです。

タッピング

上下の歯が震えるようにぶつかるもので、カチカチと音を立てるのが特徴です。

クレンチングには要注意!

この中で最も注意すべきは、音の出ないクレンチングだそうです!
歯や顎の不調だけでなく、頭痛や肩こりなど、一見歯ぎしり・食いしばりとは関係がない症状につながるケースが非常に多く見られます。
なお、人によっては複数のタイプに該当している事もあって、その場合はダメージも大きくなるので、思い当たる方は速やかに歯科医師に相談しましょう!

歯ぎしり、食いしばりが体に与える影響は?

具体的にどんな症状が引き起こされるのかを「身体の部位」ごとに紹介していこうと思います。

「顎(あご)」に与える悪影響

代表的なものとしては、顎関節症。
顎関節症は現代病の代表格とも言われており、その患者数は年々増加中だそうです。
顎の違和感や痛みに始まり、重症化すると口が開かなくなってしまう事もある恐ろしい病気です。
歯ぎしり・食いしばりのチェックの部分で触れた「朝起きた時にこめかみのあたりが強張っている。顎がだるい。顎が痛い。どこで咬んだらよいか分からない感じがする。」と言うのは、まさに顎関節症の症状だそうです。

「歯周組織」に与える悪影響

歯ぎしり・食いしばりは歯周組織、つまり歯茎や歯を支える歯槽骨(しそうこつ)などにも悪影響を与えます。
これが咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)。
具体的には必要以上に強い力で歯を噛みしめる事によって、歯と歯槽骨の間にある組織である歯根膜(しこんまく)と歯槽骨にダメージを与え、これらの支えが弱くなった歯がだんだんと揺れるようになってしまうそうです。

「歯」に与える悪影響

歯ぎしり・食いしばりで歯に強い負荷がかかると、時には歯が割れてしまう事もあります。
これを歯牙破折(しがはせつ)と言い、特に神経が通っていない歯に起きやすいので注意が必要です。

「全身」に与える悪影響

歯ぎしり・食いしばりの癖があると、筋肉の緊張や凝り、頭痛などの症状が引き起こされる為、睡眠の質が低下してしまい、体を十分に休める事が出来ず、ストレスの原因になるのです。
そもそも歯ぎしり・食いしばりは、主にストレスによって起こる物なので、ストレスがストレスを呼び「負のスパイラル」が起きる事になります。

食いしばり、歯ぎしりの対策方法ってあるの?

歯ぎしり・食いしばりの対策には、どのような方法があるのでしょうか?
代表的なものとして「マウスピース」「マッサージ」「貼り紙法」の3つの方法があります。
それらの対策法について詳しく見てみましょう。

マウスピース

最もスタンダードな方法は、マウスピースの装着。
歯にかかる負荷をマウスピースで和らげ、歯や歯周組織などにかかるダメージを緩和。
最近では、良い歯ぎしりを誘導するマウスピースもあるそうです。
歯科医院に相談すれば自分の顎の形に適した物を作成してもらえますので、気になる方は検査も兼ねて受診してみるといいでしょう。

マッサージ

筋肉の痛みにはマッサージも有効です。
強張った筋肉をほぐしてあげれば、頭痛などの症状も改善する可能性があります。
マッサージをする箇所や適切な強さ・時間には個人差がある為、これも歯科医師に指示を仰ぐようにして下さい。

貼り紙法

起きている間の食いしばりを予防するには、「貼り紙法」と呼ばれる方法を実践するのがおすすめ。
これは、目に付きやすい場所に貼り紙(目印になるものであれば何でもOK)を貼り、それが目に入った時に、歯を食いしばっていないかを必ず確認すると言う方法です。
シンプルな方法ですが、意識改善には効果抜群!
多くの方が、自分がどれだけ無意識に歯を食いしばっているかと言う事実に驚く事でしょう。
手軽に実践できる対策なので、ぜひ試してみて下さい。

まとめ

私もあまりに歯の食いしばりがひどくて、マウスピースを歯科で作る事にしました。
近日中に、マウスピースが出来るので、使った感想などをまた記事に出来ればと思います。
ストレスに悩まされる毎日を送っている皆さん、まずは自分の状態を確かめる事からスタートしてみてはいかがでしょうか?

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