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2018.9.10:フリーペーパーVol.30発刊!

他人事ではない。明日は我が身?!アルコール依存症

ジャニーズ契約解除。山口達也さんの今後の課題

TOKIOのメンバーである山口達也さんが強制わいせつ罪で書類送検された事件は起訴猶予処分となり、ジャニーズ事務所は契約を解除したことを発表しました。

これで一件落着という事になるのかもしれませんが、山口さんにとっては、これからどのようにお酒との付き合い方を見直すかという大きな問題が残っています。山口さんを孤立させない為にも、今後の周囲の人達の支援が必要となるでしょう。

私の母も50歳と言う若さで、アルコール依存症からの肝硬変で亡くなりました。私も以前は浴びるように飲んでいました。今は月に1本飲むか飲まないか位になりました。

いつかの診察の時に先生が
「毎日飲むって事がもうアルコール依存症なんだよ。」
と言っていたのを今でも覚えています。
なので、山口達也さんがアルコール依存症だと言われていますが、私達も他人事ではないのです。

アルコール依存症とは?

アルコール依存症と診断する為には、世界保健機関の診断基準(ICD10)が使われます。
過去1年のある期間に、以下の6項目のうち3項目以上を満たすとアルコール依存症候群と診断されます。
① 飲酒に対する渇望(強い欲求)
② 飲酒行動の抑制の喪失
③ 離脱症状(アルコールが切れたときの身体症状 発汗、頻脈、頭痛、高血圧、吐き気や発熱など)の出現
④ 耐性の増大(飲酒量が増えていくこと)
⑤ 飲酒中心の生活(他のことが犠牲にされていく)
⑥ 有害な飲酒に対する抑制の喪失

アルコール依存症かなと思ったら。

アルコール依存症が疑われれば、専門医へ受診する事をお勧めします。精神科医でもアルコール依存症治療に関心が低い医師では、あまり熱心に診療してもらえない事が多いそうです。かつてはアルコールを専門とする医師や医療機関を見つけだす事自体が難しい状況でした。

しかし、現在では、「アルコール依存症治療ナビ」で、その地域の専門機関を検索する事によって簡単に見つけられます。例え、少々自宅から離れている機関であったとしても、少なくとも最初の段階ではアルコール依存症治療の専門医へ受診する事が望ましいです。

アルコール依存の治療の一環として忘れてならないのが、自助グループ活動への参加です。患者同士が集まって話し合う会であり、日本にもAlcoholics Anonimous (AA)全日本断酒連盟などいくつかあります。

アルコール依存症は治るの?

アルコール依存症は治らないと言われています。それは、一度アルコール依存症としての飲酒の仕方を覚えた人は、長期間断酒をした後でもいったん飲んでしまうと一気に飲酒量が増えて元の状態に戻ってしまう事が多いからだそうです。

しかし、アルコール依存症は治す事は出来なくても、克服する事は出来ますアルコール依存を克服する為には、本人が断酒に向けて努力しようとする意思だけではなく、周囲の人の支援や協力、医療者の関与も必要となります。そして、本人が社会との関係性を理解する事が最終目標となるでしょう。

お酒の飲み方を改めてみてください

私も診察は受けた事はなかったですが、以前はアルコール依存症だったと思います。今は、以前の様に量が増えないように心がけながら、お酒を楽しんでいます。体に異変が起きる前に皆さんも、お酒の飲み方を改めてみて下さい。

私の母も精神的な疲れなどからアルコール依存症になり、専門の病院に入院しようか。と提案しましたが、母は「亡くなったらお酒が飲めなくなるから、今の内に飲んでおきたいんだ。」と断固拒否。そうしている間に体は蝕まれ、肝硬変になり、治療も出来ない状態になり、亡くなりました。

そういう母を見て育ったので、私ももうすぐ母が亡くなった年に近づいてきている事もあり、子供の為にも元気で明るい母親でいたいので、お酒の飲み方を改めました。

山口さんも最初は辛いと思いますが、依存症を克服したら、目の前の未来が明るく見える事でしょう。私は期待しています。