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2024/11/10:フリーペーパーvol.104発刊!

過剰な医療が患者を蝕む?病院が無くなったら市民が健康になった夕張市

唐突だが、私は病院に行くことが多かった。病院に行って薬をもらったら、何かと安心する。正直なところ、自分で健康を守るという意識は薄く、病院に依存している状態だった。

私の周りにも、ちょっと風邪をひいたといってはちょくちょく病院に行く人がいる。その裏では、医療費がどんどん上がっていくことも知らずに…。

もし、知っていても、他人事のように思っていた。そんな時、こんな記事を見つけた。

財政が破綻した夕張市では各種の公共サービスの大幅縮小を強いられてきたが、医療も決して例外ではなかった。171床あった市立病院は廃止され、19床の診療所と40床の介護老人保健施設に再編された。救急車の応答時間も破綻前の2倍近くかかるようになっていた。当初、これは医療崩壊が避けられないもの考えられていた。

ところが、医療崩壊に直面した夕張市は、逆に市民の福祉を向上させることに成功した。医療を失った結果、市民がかえって健康になったというのだ。

本来健康とは、薬や医療に頼るばかりではなく、睡眠を十分に取ったり風邪をひかないようにマスクをしたり、こまめにうがいをしたりといった予防、または自分の体のためにスポーツをして体力をつける、ストレス解消する、というように自分の体は自らで守るという意識が大切だと思う。

戒めなければ、ということで私も今、病院に頼るばかりではなく睡眠を十分に取ることに気をつけたり、健康のためにスポーツをする必要性を知り、散歩をしたり水泳をしたりするようになった。

その結果、メタボ体型だった92kgあった体重は、今では76kgぐらいになってまわりの人からは「顔色がいいね。」と言われるようになってずいぶん健康になった。

医療サービスの縮小は、当然、市民に不便を強いているはずだ。病床数は減り、救急車の応答時間も1時間を超えた。しかし、森田氏は、医療体制の縮小や削減が原因で、夕張市民の死亡率や死者数が増えたということはないと話す。むしろ、高齢者にとっては、病院ではなく、自宅や特別養護老人ホームなど、終の棲家で天寿を全うし、最期の時を迎えることができるようになったことが、重要な意味を持つと森田氏は指摘する。

現在、急ピッチで高齢化が進む日本では、医療費も年々増加の一途を辿り、国の財政を逼迫させている。しかし、夕張市の経験は、医療費を増やせば自動的に市民の福祉や健康が増すとは限らないことを物語っている。

高齢者が増え、少子化が劇的に進む現在の日本で、医療費の高騰化の問題など考えなければいけない答えの一つ例が「病院が無くなったら市民が健康になった」夕張にはある。

いつも、そこにある「医療」。その当たり前が無くなった時に得られた果実は、今後の社会を変えていくヒントになる。

http://blogos.com/article/184507/

via:BLOGOS

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