日本において、ピクサー歴代興行収入1位を記録した「ファインディング・ニモ」。第76回アカデミー賞長編アニメーション賞も受賞した大人気映画です。水族館に行くとカクレクマノミの水槽の前では「ニモだ!!!」と大喜びする子供たちがいっぱい。
そんなファインディング・ニモの1年後の世界を描いた「ファインディング・ドリー」。
ついに今月16日(土)より日本全国511の劇場で公開されました。
今回の主役はニモでなく「私、なんでもすぐに忘れちゃうの」と話す、おなじみの忘れん坊のドリー。
成長したドリーの声は、室井滋さんが声優を務めています。
そんなファインディング・ドリーですが、前作のニモに続き障害を抱えるキャラクターを通じ”社会とどう向き合うか?社会はどう向き合うか?“をわかりやすく描いた作品だといいます。
「ファインディング・ドリー」、前作が「社会は障害者とどう向き合っていくべきか」っていうマーリン目線だったのに対して、今作はドリー目線で「障害者は社会とどう向き合っていくべきか」っていう様に主観が転換してたな。メッセージを伝える上で、作られなければならない続編だった。
— RED (@red_1138) July 23, 2016
本作は短期記憶障害を持つドリーの半生と、その障害とどう向き合うかという本人の意思を、回避性人格障害気味のハンクや視覚障害を持つデスティニー、反響定位能力を失ったベイリーなどの傷ついた海洋生物達や両親の思い、周囲の対応などを通して浮かび上がらせてゆく感動作。ベイビードリー可愛すぎた
— TAKUMI™ XENO発売中 (@takumitoxin) July 24, 2016
確かにただの忘れん坊とは呼べないくらい忘れすぎるドリー(笑)、さらに7本足のタコに視力の弱いジンベエザメなど多くの個性豊かなキャラクターが登場します。
アンドリュー・スタントン監督は「いつも周りに謝ってばかりいたドリーに、自分自身を愛してほしい」そんな想いを込めたといいます。
その自らの忘れっぽさから両親と幼少期にはぐれてしまったドリー。
大海原で一人(一匹?)両親を探し回るうちに、自分がいったい何を探していたのかを忘れてしまいます。
常に何かを探し空虚感を抱えて生きるドリー。
マーリーン(ニモのパパ)やニモと出会い、仲良くなってからもその忘れっぽさ故にドジばかり。
呆れたマーリーンからは「君がいないほうが何かと良い(いると迷惑…)」といったニュアンスの言葉を突きつけられます。
いや、突きつけられるといっても空気の読めないドリーは傷つくどころかまさかの完全にやる気満々に(笑)
「ドリーを見て、うちの息子の小さい頃を思い出しました。3才で発達障害と診断されたのですが、集中力がなくてじっとしていられないから、何度幼稚園や学校に謝りに行ったことか。私はそんな息子を叱ってばかり。息子はずっと頑張ってきたんですよね。子供の時もっと認めてあげられればよかったなぁと、涙が止まりませんでした」
映画を見に行った人の中には「ドリーを見ていてなんだかイライラした」と話す声も。
これは正直な意見で、感じ方はそれぞれ。
ただ、初対面のドリーに対する評価から、映画を見進めるうちに(ドリーについて理解するうちに)ドリーへの想いは変わってきたという意見も多いのです。
ドリーの"忘れ"に対するイライラが、いつの間にか同情に変わり、さらに応援にまで引き込んでくるのはさすがと言わざるをえない。
— うっでぃー (@StrikeJasper) July 29, 2016
ファインディング・ドリーを観に行きたいのだけれど、息子はドリーにイライラするらしく、ニモも最後まで観てくれなかったから、レンタル出るまで我慢かなぁ😭
— さぁ (@menherakyun) July 29, 2016
ということでなんだかネタバレしそうなので、ぜひ映画館へ(笑)
とりあえず慎重派のマーリーンに突発的なドリー。その他多くの個性が集まると、最強!ということ。
https://twitter.com/SKBsu/status/757553398182842368
ちなみに、モデルの栗原類さんは自身が発達障害であることを明かしているが、実はドリーがきっかけで、発達障害に気づいたとのこと。
栗原類さんは発達障害だとわかっても、それをマイナスに捉えることはなかったそうです。
ドリーが伝えるメッセージを感じてみたいと思います。
via:Newsポストセブン
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