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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

私は、ピアニスト! 第3話 あったか交流フェスタ2017」に出演しました!

12月3日、鹿児島市のハートピアで「あったか交流フェスタ2017」が行われました。

私は、ピアノ演奏をしました。曲目は、ブルグミュラーの「アラベスク」・「貴婦人の乗馬」と安室奈美恵の「ヒーロー」を私のソロ演奏、「Let It GO〜ありのままで〜」と「星に願いを」を先生のソロ演奏、そして最後に、私と先生の連弾で、木村カエラの「butterfly」を演奏しました。

フェスタに向けての練習過程

10月7日に、フェスタに出演する事が決まり、私は毎日2時間練習しました。
基礎になる指のテクニック練習を1時間、フェスタで弾く曲練習を1時間という感じで日々練習をしていきました。

私は体の柔軟性がないので、指の動きが固くなって滑らかに弾けなくなったり、曲の途中で早くなったり遅くなったりして一定のテンポで弾くことが苦手でした。

その為、それを克服する為に先生からよくご指導を頂いていました。
指の動きを柔らかくする為に練習前には必ずストレッチをし、先生から指導を頂いたテンポで一定に弾けるように、メトロノームを使った練習をたくさんしました。

苦手な事を克服するのは、なかなか難しくて、スムーズにいかない日もあり、自分の手に向かって「なんで、出来ないの〜」と問いかける事が多々ありました。

でも、そんなある日、先生から

「ピアノにしても他の事にしても、ゴールするまでの近道はないので、今やらなきゃいけない事を一生懸命にやるしかないですよね。練習を沢山することが一番の近道ですよ」

とアドバイスを頂きました。

私は、そのアドバイスに嬉しく感謝して苦手な所を徹底的に練習しました。先生も頑張ってるのだから私も頑張らなきゃと思いが強くなり、一生懸命に楽しく練習を頑張る事が出来ました。

前日のリハーサル

前日のリハーサルでは、先生はいなくて1人で演奏しました。
緊張感で気持ちがあがってしまったのと、いつも弾いているピアノとは違う電子ピアノだった為に、全く指が動かなかったです。

「やばいっ!どうしよう〜」と思い、気持ちが不安定になってしまいました。
リハーサルを終えて、たまたまその日の夜にピアノ教室へ行く用事ができたので先生にお会い出来、教室の電子ピアノで先生と一緒に1回弾いてみました。

リハーサルの時とは違い、とても落ち着いて弾けました。「1回弾けて良かった〜」と安心しました。

フェスタ当日

当日の朝、私は緊張感が強かった為に、私がソロで弾くときはレッスンの時と同じように私の横に座ってて頂くように、先生にお願いしました。

大きく深呼吸をして気持ちを落ち着かせて挑みました。
実際、弾き始めたら、案外自然と指が日々の練習通りに動いていました。
いつの間にか、曲のイメージに吸い込まれてニコニコしながら弾けました。

私のソロが終わり、先生のソロになった時に周りを見渡したら、たくさんの方々が聴いて下さっていました。

「こんなにたくさんの方々が聴きに来て下さったのだなぁ。あっ、私の父親が来ているっ!」と気付いて、今までの色々な思いが振り返って感動していました。

最後の連弾では、先生に「いつも通りいくよっ!」とハイタッチして挑みました。
先生と一緒にいつものように、声を掛け合いながら楽しく演奏出来ました。今までの過程の中で一番上手に弾く事が出来ました。

評価

聴いて下さった方々から、

「素敵〜。ともちゃんの人間性が曲に表れていて良かったよ。良い先生と出会えて良かったね〜。これから、ピアニスト目指して頑張ってね!」

とたくさん褒められました。

嬉しかったです。私自身、この1年近くピアノをして、その結果が十分に発揮出来てよかったなと思いました。
この1年間の自分を自分で褒めたいと思いました。

今後の課題

今後、ピアノパラリンピックや国際ピアノコンクールを目指すに当たって、私は私みたいに生まれつき病気や障害を持っていても、少しの勇気と行動で色々な事に挑戦できるという事と夢は可能性無限大という事を、ピアニストとして世界の人々に広めていきたいです。

その為には、今から、もっともっとたくさんの練習や勉強が必要になり大変な事も出てくると思いますが、夢を目指す事って楽しい事なので、実現出来るまで最後まで諦めずに、先生や家族、そして現在サポートして頂いている職場に感謝して、今後も楽しくピアノ生活を送っていきたいと思います。

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