我が国では、毎年12月3日から9日までの間を障害者福祉週間と定めています。
鹿児島県でも2017年12月3日(日)に、鹿児島県障害者自立交流センター主催の「あったか交流フェスタ2017」が鹿児島市のハートピアかごしまで行われます。

障害者に対する理解と関心を深めるとともに、県民と障害者が一緒になってスポーツ・文化・その他あらゆる分野の活動の場とすることを目的としています。

競泳生活だった私

私はピアノを始めてまだ10カ月です。
元々、私は競泳選手でした。

今年1月に行われた障害者水泳日本選手権において、競泳生活の第一線から卒業しました。
競泳生活を卒業した途端、

「競泳からピアノ?」
「今までの競泳生活がもったいない!」
「なんでなの?」

などと、周りから色々な声がありました。

ピアノを始めようと思ったきっかけ

一言で言えば

「1度で良いから、ドレスを着てありのままの自分をどこかで表現したい」

と思って、それが出来るのがピアノだと頭に浮かんだからです。

でも、ピアノを習い始めるにあたって、ピアノ教室を探したのですが、発達障害・性同一性障害を持っている私を引き受けて下さる教室や先生方が、なかなかいなくて大変な思いをしました。

最後にアタックしたピアノ教室の最初の電話で「ドレス姿、素敵じゃないですか〜」とおっしゃってくれて、私は涙が出るくらい嬉しかったです。

それから、ピアノ教室にレッスンに通う事になりました。

ピアノを習い始めた私

最初のピアノレッスンでピアノの鍵盤に触れた時、とても気持ちが良かったのを覚えています。
最初は「故郷」の曲からスタートしました。

でも、ピアノを習い始めた8カ月の間は、自分自身、本当にこれで良いのか?今さらピアノして良いのかな?と、競泳選手時代の未練が残っていて、心の葛藤と闘う日々でした。

私が発表会デビュー!

そんな状況の中、私は、ただドレスを着てピアノを弾きたいという思いから9月に開かれたピアノ教室主催の発表会に出演してみました。

曲目は、1月の日本選手権レース直前に聴いていた思い出のある安室奈美恵さんの「HERO」の曲。
発表会には、競泳選手時代から私の事を支えて下さっていた方々が応援に来てくださいました。

発表会で曲を弾いて、演奏技術はまだまだ力不足だと感じましたが、いつも私を支えてくれる方々の前で、ドレスを着てピアノを弾いてとても気持ちが良かったです。

今までに味わった事がないくらいの感動を体験する事が出来ました。
また「ドレス姿、素敵!これからも、ますます美しい女性になって下さいね!」等、言葉を頂きました。

私、ピアニストになりたい!

発表会が終わり、私はその夜、あまりに興奮しすぎてなかなか眠れませんでした。
私の担当の先生に「睡眠不足はお肌に良くないよ」と女子力アップアドバイスを頂きましたけどね(笑)

そんな私は、ピアノを弾く事自体を楽しんでいると思い、私のこれからのステージはピアノだと本気で思いました。

大好きなピアノを通して「ありのままの自分」で生きていこうと思い、色々な壁に当たっても諦めずに最後まで頑張れる自信を感じましたので、家族に覚悟を決めて「私、プロピアニストになれるように頑張ります」と宣言しました。

幸い、家族は「あなたの人生だし自分で決めた事だから、無理せず頑張れよ〜」と受け止めてくれました。

私のピアノの担当の先生にも、

「ピアノで勝負したいです。先生と一緒に、一生ピアノ生活を送りたいです。お願いします」

と話して、先生に「分かりました」と承諾していただきました。

それからの私は練習量が大幅に増え、毎日2時間は練習するようになりました。多い時は3時間。

あったか交流フェスタに出演する事になったきっかけ

私がピアノを習い始めて間もない頃、自分から「私のピアノの発表の場を下さいませんか?」とハートピアのスタッフの方にお願いしたら、スタッフの方から「12月に、ハートピアであったか交流フェスタがあるので練習を頑張って下さい」とのお返事をいただいたのです。

日々練習をしていた10月始め頃に、担当の方に自分のピアノ演奏を実際に聴いてもらい、出演の許可を頂く事が出来ました。

私、大喜びの反面、しっかりしなきゃとも思いました。

あったか交流フェスタ出演に向けての思い

ピアノを始めてまだ10カ月の私です。
以前は、発達障害・性同一性障害を抱えて、日々生きにくさを感じていました。

ピアノを習い始めた事によって、私はありのままに笑顔で堂々と生きられるようになりました。
その姿を曲にして表現出来たらと良いなと思います。

また、私の演奏を聴いて、皆さんと一緒に勇気・元気・笑顔を分かち合えたら良いなと思います。

もし、ご都合がよろしければ、ハートピアへお越し下さいます様、よろしくお願い致します。

これから、私がピアニストになるにあたって日々の過程を記事にして書き続けていきますので、何卒よろしくお願い致します。