RTDリーグ2017決勝最終日が11月3日16時からAbemaTVで生放送され、最高位戦日本プロ麻雀協会平賀聡彦プロが優勝しました。

平賀プロはRTDリーグ初出場での初優勝。
今回のRTDチャンピオンが公式戦で自身初のタイトルとなりました。

RTDリーグは麻雀主要5団体(日本プロ麻雀連盟日本プロ麻雀協会最高位戦日本プロ麻雀協会麻将連合RMU)のトップ雀士だけが招聘され、約1年かけてチャンピオンを決める長期リーグ戦です。

無料インターネットテレビ局AbemaTVを運営するサイバーエージェント社長の藤田晋がオーガナイザーを務め、同局麻雀チャンネルのメインプログラムとして放送されてきました。

認知症予防に、指の動きのリハビリにも!

トッププロの打牌を見て感心するのは、同時に複数のことを考えながら勝ちを目指して打つ様子です。

自分の手牌と目指す役の予想、相手の河の捨て牌から見えない手役を予想し、自分の上がりと同時に相手への振り込みにも注意しながら、捨て牌をその都度決めていきます。

同時に、現在の自分の持ち点と相手の持ち点、リーチで出された点棒や本場の数からトップを取るために必要な点数やハン数を頭のなかで計算し、そのために自分の手牌から最も効率的に作れそうな役を選び必要な牌を残し、不要な牌を切っていきます。

リハビリにも役立つ麻雀は、一方で競技として人気

小さな牌をつまむ作業が延々と続くため、ケガ障害などで物理的に指や手の動きに不都合がある人の練習にもなります。

ただしそれも複数のことを同時に考えながらの作業になりますから、集中しながら他の思考も同時に進める動きとなります。

覚えたてのころは切るのも遅いし間違えやすいし、終わった後は脳がクタクタに疲れてその後数時間眠ってしまう人もいます。

RTD決勝最終日は平賀プロが決勝初日で得た1位をそのまま守って優勝しました。

各対局が終了した後に行われる感想戦では、たとえば、間二索待ちの一盃口で聴牌したものの、河に3枚切れで索子の高い場況から、一度聴牌を崩して向聴数を戻し、両面待ちに待ち変えてさらに断么九まで付けてから追っかけで親リー現物の即リーチをかけるなど、様々な戦略が繰り広げられました。

RTDリーグ2017優勝の行方

RTDリーグ2017決勝に残ったのは、佐々木寿人白鳥翔小林剛、平賀聡彦の4人でした。
決勝8対局は2日に分けて行われ、初日4対局は10月26日にこちらも生放送で行われました。

4回のトップを4人で1回ずつ分け合う結果となりましたが、ラスを引かなかった平賀が総合トップで前半を折り返していたのです。

平賀はこの日1戦目となる決勝第5回戦でも、南場第1局で、リーチ三色ドラ4裏ドラ2親の倍満24,000点を上がり試合を決定づけました。

第7回戦では終了寸前に小林剛に振り込み優勝を決定付けるトップを逃しましたが、最終8回戦では無難にラスを回避。

他家が2着争いに目標を変更するなか余裕を持って優勝し、第2回RTDリーグチャンピオンとなったのです。

老人ホーム福祉施設などで、リハビリや健康のために麻雀を取り入れる動きに、反対の声があがることが度々あります。それは、麻雀自体は単なるゲームでありながら、世間では依然ギャンブルとしての位置付けが高いからでしょう。

麻雀はプロの雀士も存在し、スポーツのように雀位を争われる競技です。
もちろん、彼らは金銭など賭けてはいません。
正当に認められたタイトルの賞金のもとに勝敗を争うのです。

麻雀を従来の悪しきイメージから脱却させ、普及活動に一生懸命活動する麻雀団体RMU代表多井隆晴のようなプロもいます。

RTDリーグのような最高峰のタイトル戦ではありませんが、私がたまに出かける障害者自立支援施設では、普段ほとんど声を出すことのない心に障害を持つご高齢の方が、たまに行われる身内の麻雀大会ではいきいきと発声し歓声をあげています。

うまく利用すれば頭の体操にもコミュニケーションのきっかけにもとても優良なゲームの一つが麻雀です。

プロ雀士から初心者のアマチュア麻雀ファンまで含めて、楽しいゲームとして広く普及することがなによりの麻雀の成功といえるでしょう。