数々のヒット商品と独自のネーミングセンスで業界のトップブランドとしての名をほしいままにする小林製薬

「熱さまシート」「のどぬ~る」「ガスピタン」「ナイシトール」など、秀逸なネーミングセンスでヒットを飛ばした製品は数えきれないほど。

そんな小林製薬のコーポレートスローガンは
「”あったらいいなをカタチにする」です。

テレビCMでも頻繁に目にし耳にする小林製薬の製品の数々。
高い品質もさることながら売上に多大な貢献をしているのがその商品名です。

大事なのはわかりやすさ

熱が出たときに額に貼る「熱さまシート」と聞けば、「なるほど、熱を冷ますために使うんだな!」と、用途が容易に理解できます。

「のどぬ~る」なら「のどにぬる薬か」と理解し、どこにぬるんだろう?と、パッケージを見れば箱に赤くなったのどの絵が描いてあるので「なるほど、風邪のときのどの炎症に効くんだな」と、すぐに分かります。

かっこいい名前にこだわるのではなく、庶民的で馴染みの深い言葉を選び、「わかりやすさ」を一番にネーミングする姿勢は、それだけでも消費者に選ばれる理由として納得させられます。

品質と機能性の高さあってこそ

耳に残るネーミングとともに忘れてならないのは、製品の使い勝手の良さと、用途に応じてピンポイントに対応してくれる機能性の高さです。

たとえば「トイレその後に」なら、消臭剤という枠をさらに狭め、用を足したあとのトイレ内の匂いを一時的に消すことに機能を特化しています。一見、マーケットを狭めているようにも見えますが、用途を絞ることで製品のブランド力を高めているとも言えるのです。

その他、毎日使うステンレス魔法瓶の内側のぬめりを残さない用途に特化した「ステンレス水筒洗浄中」などの商品もあります。水筒洗浄専用とは、こちらも用途が限られていますが、ニッチをついた製品ですね。

通称は取ったもの勝ち

「糸ようじ」などは、そのままだなと思われることでしょう。今では、他社の別の名前の同じような機能の製品に対しても、「糸ようじ」って言ってしまいませんか?

それが、名付けの戦略にまんまと嵌った証です。

アクエリアスでもアミノバイタルでもC1000ウォーターでも何であれ、スポーツドリンクをすべて「ポカリスエット」って言ってしまいませんか?

私の母は、トーストにぬるマーガリンを、商品名が何であれすべて「ラーマ」と呼びます。

一度、小林製薬のHPを暇つぶしに見てみると楽しいです。「こんなネーミングしてるんだ」「この名前うまいな」など、新たな発見ができると思います。

さらに、特化した機能性の高さからも、小林製薬は今よりもっと評価されてしかるべき、と思ってしまいます。そういう私はあまり製品を買わないのですが……ネーミングばかり見て、楽しんでいます。

via:小林製薬

via:ポストロジクス