鹿児島県姶良郡湧水町に、「霧島アートの森」という野外美術館があります。

霧島連山栗野岳、標高700メートル敷地面積13ヘクタールに屋外展示と屋内展示を備え、2000年10月12日に開園しました。

立地は公共交通の便が無いわけではありませんが、バスの本数は少なく、到底アクセスが良いところとはいえません。

アートはどのようなものだろうと期待した朝の出発

ひふみよベース紫原は5月13日土曜日、総勢6名で車に乗り込み鹿児島市から霧島アートの森に向かいました。スマートフォンのカーナビ機能を駆使し、交通量の少ない高速道路の恩恵も受け、鹿児島市から極めて短時間で霧島地区へたどり着くことができました。

施設として人間が造り出したアートの森には、鹿や猪、野鳥や昆虫もやってきます。人が散策するなか警戒もせず飛び込んでくるわけではありませんが、鹿が特定の植物を好んで食べに来ることもあります。

植物全体の生態系の問題もありますから、偏った植生は運営面で不都合をもたらす場合もあり、自然をそのまま取り入れた屋外美術館の泣き所とも言える点です。

芸術より実用…

芸術に囲まれて2時間ほどを過ごした今回の取材の成果として、本来なら芸術を賛美する文句を並べるべきなのでしょう。

芸術はそれはそれで存在することに価値があるとは思いますが、個人的には存在の価値は「実用性」の高さに置いているため、それ自体で具体的に何かができるわけではない各展示物に感銘を受ける事はありませんでした。

テレビなら番組を見ることができます。オーディオなら音楽を聞くことができます。洗濯機なら洗濯できます。電子レンジは加熱することができます。

私は、そのような価値観ですので、「具体的に何かができる」ことのない物に価値を感じることはありませんでした。

実用性の芸術

家電製品を並べてその実用性を芸術として鑑賞する美術館なら、個人的には感動するだろうと思います。

そしてそれは既に存在しており、一般的に「家電量販店」と呼ばれています。

家電量販店から売買の要素を取り除けば、実用性重視の人向けの美術館ができますね。それはまた「メーカー新作展覧会」という名で既にあるものかもしれません。

文章芸術小説など)には高い芸術性を感じるのですが、視覚、聴覚の助けがある映画や音楽は文字の芸術より下、と考えています。

なぜなら、文章芸術は映像も音楽も文字を頼りにすべて自分の力で想像しながら読み進めなくてはならないから。

読み手に甘くない点に、妥協のなさを感じます。潔いのです。

霧島アートの森の鑑賞は広い芝の丘を散策できたことが楽しい時間となりました。

やっぱり、自分は小説全自動洗濯機が好きな人間なのだと再確認させられました。

霧島アートの森 | 霧島アートの森は鹿児島県湧水町にある現代彫刻を展示した野外美術館。草間彌生、ダニ・カラバン…open-air-museum.org

via:霧島アートの森