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2023/12/10:フリーペーパーvol.93発刊!

医療ソーシャルワーカーさんは患者の心強い味方!!

突然自分が、もしくは家族や身内の人が大きな病気を患ったといったことはありませんか??実は僕も中学生の頃に炎症性腸疾患の「クローン病」という難病を患ってしまいました。

この頃はクローン病という病気がまだまだ無知だった頃だったので、大きな総合病院で診てもらったのですが、2ヶ月ほど入院、そして検査を山ほどしてやっとクローン病と診断されました。それから紹介状を書いてもらいクローン病の専門の先生がいる病院へと転院しました。

この頃の事をお父さんやお母さんに聞いてみたら、「クローン病って初めて聞く病気だから全然分からなくて大変だったよ。医療費の事とか、これからの日常生活をどう気をつけたらいいのか??とかね」と聞かされました。

病気で困ったときは医療ソーシャルワーカーに頼ってみる

病院によってそれぞれかもしれませんが、「何かしら病気で困ったことがあったら医療ソーシャルワーカーさんに相談してください」というような案内張り紙とかがある病院があります。僕のお父さんもこれを見てソーシャルワーカーさんの事を知ったと語ってくれました。

https://twitter.com/musica713/status/863051028458913793

この頃はまだインターネットもなく、スマートフォンも普及してなかった頃。もちろん病院のHP(ホームページ)などなかったので簡単に情報を入手できなかったです。この医療ソーシャルワーカーという専門の方を「医療福祉相談員」とも言います。

医療ソーシャルワーカーの主な仕事は患者とその家族が心配なことを聞いてもらう、例えば医療費のことや、患者のメンタル面のこと、そして大きな病気にかかれば将来の事も心配になるから、社会復帰に向けての事をバックアップしてくれる方の事を言います。

僕は医療ソーシャルワーカーさんに話を聞いてもらえて今を生きていると思う

まだ中学生、高校生に上がりたての頃に僕は両親とともに医療ソーシャルワーカーさんに何度も訪ねて話を聞きに行ったりしていました。というか約20年もたった今も病気や生活面で悩んだことがあったら電話で連絡して時間をもらって話を聞いてもらってます。

この事は去年のひふみよタイムズにも書いてあるのでぜひ読んでみてください。

あなたには心を許して話せる人がいますか?

クローン病という病気は実はというと医療費の高い難病と有名です。保険証で自己負担3割でも生活が苦しいぐらいの治療費がかかってしまいます。ここで医療ソーシャルワーカーさんに教えてもらったのは、国が難病指定にしている病気は「特定疾患受給者証」というものがあるということを教えていただきました。

そしてこの特定疾患受給者証により、医療費が少なくなって経済面としては本当に助かりましたし、家族に医療費の負担もかけることもほぼ無くなりました。

僕も20代、遊びたい時期、色々と勉強したりとか考えたい時期で本当なら就職や大学に行って勉強といった夢がありましたが、このクローン病で僕の人生は180度変わったと思います。自分のやりたい事ができず、メンタル面もやられて医療ソーシャルワーカーさんに話を聞いてもらったりもしていました。

経済面でも苦しくなり、「障害年金の申請もやってみようか??」と書類作成のお手伝いまでしていだだきました。最初のかかりつけ医の初診証明書を取りに、そして市役所で話を聞きに行ったり、そして出来上がった書類を主治医の先生に見せて、「〇〇君←(自分の名前)がちょっと困ってて、先生お願いできませんか??」というような話を頭を下げてまでお願いしてもらったそうで、それから医師の診断書を作成してもらい厚生労働省から障害年金受給証明書をもらうことができました。

つまり医療ソーシャルワーカーさんに出会っていなければ、今の自分はいなかったと思っています。それだけ本当に命の恩人だと思っていて感謝してます。

なんでも自分で動いてみて、聞いてみること

このように上記の件は僕の一例ですが、医療ソーシャルワーカーさん全てがここまでしてくれるとは分かりません。もしも自分が大きな病気にかかってしまった、家族や大事な人が大きな病気にかかってしまった、ということがあれば病気というのはショックかもしれませんが、病院には医療ソーシャルワーカーさんという心強い味方がいるので、分からないことがあればなんでもいいので頼ってみて話を聞いてみるのがいいと思います。

 

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