障害者差別解消法や改正障害者雇用促進法など共生社会を目指した法律が施行さた日本。障害や難病を抱えていたとしても働くことができる社会への一歩ははじまったばかりだ。現実的な働く場所となる企業や役所では様々な取り組みがはじまっている。

視覚障害者の本宮勢也さんは、同市中野町のくらんど人権文化センターで市職員として働いている。盆踊りのやぐらの解体時に落下した鉄骨が頭に当たり、翌月下旬には、ほとんど視力を失ったが、同年12月に復帰したそうだ。

本宮さんのデスクには「拡大読書器」が置かれ、書類棚には黒地に白文字で資料名が書かれたファイルが並ぶ。
このセンターは、本宮さんの相談をよく聞き、ひとつひとつ対応をしているように私は思った。

しかし、記事には、

障害者差別解消法などが施行されてから約3カ月たつが、浸透していない職場はまだまだ多い。

ともある。そもそもの差別意識だけではなく、やはり、様々な形のある障害に対して、適切な対応をすることが難しいという背景もあるだろう。以下は本宮さんの言葉だ。

「視覚障害でも100人いたら見え方は100通り。当事者から『こうしてくれ』ということはなかなか言い出しにくい。周りの人から『何か困ってることあるんか』と声を掛けてもらうだけで気持ちが違う」

私は、「相手が困っていることに興味を持つ」ことが支援への第一歩になると感じている。それこそが「声かけ」に繋がり、対話を生むのではないだろうか。
企業や役所ではじまったばかりの合理的配慮への取り組み。まずは、相手が困っていることに興味を持ち、声掛けからスタートしてみることが重要だと思う。

via:神戸新聞NEXT