あなたはこれまでの人生の中で「盗まれた」経験はあるだろうか。
ルパン三世の「カリオストロの城」での銭形警部の名言”奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です“のように、心を奪われた・盗まれた経験もあるかもしれない。

しかし、自分の”モノ“を他人に盗まれた場合、特にそれが高額であったり大切にしていたものであれば悔しい思いをしたことや諦めきれない事もあるだろう。モノを盗まれた際のハートブレイクもなかなかのものだ。

盗まれた高額自転車をSNSを駆使して追い詰めた「彼女」

1年以上かけて自転車泥棒を追い詰めた女性がいるという。彼女は自分の彼の盗まれたロードバイクを、ヤフオクのアラート機能やFacebookなどSNSを駆使し犯人を特定した。

フレームやパーツなどを合わせると45万円相当の品だったとのことで、大事にしていた自転車を盗まれた彼は、あまりのショックに会社を休んでしまったそうだ。思い出しただけで腹が立つといって諦めていた彼を尻目に、彼女は「意地でも探す!」と犯人探しに奮闘。

今の時代、「盗まれたモノ=転売される」と考える方が一般的かもしれない。彼女もそうだった。ヤフオクに出品されるかもしれないとの期待から、設定した同じ型の自転車が出品されるたびにメールが飛んでくるようアラート設定を行い、執念の末、盗まれた自転車とすごーく似た型の自転車を発見した。しかも、特徴的な傷が写っている角度の写真は無く、まるでその傷を隠すような怪しげな写真だったそうだ。

警察よ、すぐに動いてくれ…。

ヤフオクの出品された写真やヤフオクからの情報をもとに犯人と思われるFacebookも特定。彼女は警察へ。「調べます」とはいわれたものの警察はすぐには動いてくれず、その間に犯人と思われる人のFacebookの投稿から自転車に関する情報は削除されたそうだ。く、悔しい。こうしている間に犯人は少しずつ遠ざかっていっている気がする。

警察はなぜすぐに動かないのか。「直接被害にあっていないから・可能性だけでは動けない」といった理由がほとんどのようだ。多々あるストーカー事件もそうだ。被害者は「殺されるかもしれないからどうにかしてほしい」と警察に助けを求めたにも関わらず、殺されてしまったというニュースもよく目にする。

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画像引用:ITmedia

今回も同様「これは盗まれた自転車である可能性が非常に高いから犯人を捕まえて欲しい」と訴えた。プリントアウトした証拠持参で。どうやら警察が事情を聞くために出品者の男性に連絡を取ったことから、警戒しFacebook上の投稿写真を削除してしまったらしい。すぐに動いていればこのように逃げるスキを与えずに済んだのに…。

ここでは、自転車泥棒とストーカー事件を同じように扱ったが、警察がなかなか動いてくれないという点では同じだ。昨年出版された本に『警察は本当に「動いてくれない」のか (経営者新書) 』というものがある。埼玉県警で20年以上職務経験を経た警察のノウハウを知り尽くした著者による、警察に救ってもらうための「コツ」を紹介している。どうやら、単純に相談したり被害届を出すだけではすぐには動いてはくれない、というより動いてもらうためのコツがあるのだそうだ。

私の知人にも、警察が動いてくれなかったゆえに被害に遭った人がいる。ストーカーされていると相談したにもかかわらず、「直接被害に遭っている現場を見たわけではないので、自宅周辺の警戒のみ行います」というもの。しかし、周辺で警戒されている様子もなく、結局いまだトラウマにっているような被害に遭った。

事情を聞くためにすぐに犯人へ連絡をするというのもいかがなものかと感じる。今回の自転車同様に、犯人が警戒し逃げるスキを与えてしまう。ストーカーの場合、逆上しかねないのではないか。

1年8ヶ月が経過。ついに自転車泥棒逮捕

途中逃がしかけた自転車泥棒はついに逮捕されたという。自転車が盗まれてから1年8ヶ月。彼女は犯人が逮捕されたことをテレビのニュースで知ったそうだ。彼女の執念がなければ、ここまで早い逮捕には至らなかったかもしれない。もしかすると現在も人のモノを盗み、転売し、のうのうと生きていたかもしれない。彼女の活躍や執念は、新聞でも取り上げられたそうだ。

2年近くかけ犯人を執念で追いかけた彼女が犯人に言いたいことはただ一言。「人のものを盗むな」。その通りだ。人のモノを盗んではいけない。

私も数年前に、乗っていた自転車を盗まれたことがある。ほんの一瞬だった。鍵をかけていなかった自分も悪い。が、5分も経たない間にそこに停めていたはずの自転車がなくなっていた。ちなみに今回紹介した高額ロードバイクを盗まれた彼は、頑丈なロックをしていたという。

今回の自転車泥棒もストーカー被害もそうだ。もしもあの時もっと早く動いていれば。阻止できた問題や諦めていた問題も解決に向かうかもしれない。

ただ、どこにいても人のモノを盗んだり、危害を加えたりする人は残念ながらいるようだ。諦めがちな盗難被害。執念とSNSを駆使すれば、今の時代見つかる可能性も高いかもしれない。

「自転車盗まれた〜!」と焦ったあと、よく考えてみると自転車を停めたままで徒歩やバスで帰っていた、といううっかりな経験のある方もけっこう多いだろう。(私はそうだ…)日頃自転車に乗る方は、いろいろな事に気をつけて欲しいものだ。

自転車泥棒、追い詰めた執念……「ヤフオク!」のアラートで追跡、Facebookで本人特定 (1/4) – IT…「大切な自転車が盗まれた!」。彼女はネットを駆使して犯人を追い詰め、逮捕につなげた。まさに執念だった。www.itmedia.co.jp

via:ITmedia