錦織圭は、2017年のシーズンをブリスベン国際からスタートし、準優勝という結果を収めました。準決勝でワウリンカをねじ伏せた錦織の決勝の相手は、ランキングで自分を下回る新鋭、グリゴール・ディミトロフ。準決勝のワウリンカ戦で好調を示した錦織が、今季早々のツアー勝利を挙げるものと期待を集めました。

しかし、結果は惜しくも敗れて準優勝。世界5位というランキングでも格下相手に取りこぼしの多い点が、錦織の弱点です。

逆境に強いプレーヤー

そのような中でも、錦織に対するメディアの評価は好意的です。

フルセットの試合で勝利する確率は76.9%を誇り、タイブレークのセットを取る確率も高く、逆境に強いプレーヤーとして認識されています。

しかし裏を返せば、ストレートで圧倒しなければならないような相手にフルセットまで持ち込まれてしまっている、とも言えるのです。

例えばブリスベン国際ならその初戦、新鋭ジェリード・ドナルドソンとの試合。第1セットゲームカウント4−0までリードしたものの、その後6ゲームを連続で奪われ、セットを落としています。

コーチのマイケル・チャンも、このように憤りの気持ちを露わにしていました。

トップ選手が若い相手に4−0とリードしたら、必ずとどめを刺さねばならない。強者のテニスで完膚無きまでにねじ伏せ、「この人には敵わない」と思わせなければならない。

浮き沈みのある強さ

このように、アンディ・マレー、ノバク・ジョコビッチなど、世界1、2位の選手に勝つ力を持ちながら、自分より下位の選手に負けることが多いのです。

これが、錦織のグランドスラム制覇を阻んでいる大きな理由ではないかと思います。

現在の世界トップ4である、マレー、ジョコビッチ、ラオニッチ、ワウリンカを下し、世界ナンバー1になるために必要なことは、むしろ下位の選手に圧倒的な内容で勝つことです。

最近開幕した全豪オープンの1回戦でも、世界ランキング48位のアンドレイ・クズネツォフを相手に、第1セットを落としています。

必要なのは自信

かつて全米、全豪を制し、IPTL(インターナショナル・プレミア・テニスリーグ)でもチームメートだった元世界1位のマラ卜・サフィンは、錦織について次のようにコメントしています。

今は上位勢が少しずつ衰えを見せ、下からの突き上げはそこまで強くないという、彼にとって非常にチャンスのある時期だ。その機を、しっかり掴まなくてはいけない。そのことは彼もわかっているはずだ。ただ、ケイはもう少し成熟する必要がある。彼は勝つために必要なカードをすべて手もとに備えているのに、もっとも重要な場面で自分を信じきることができていないように感じるからだ

錦織自身も、重要な場面で自分の力を信じる力の弱さを感じています。

集中しなくてはいけない場面を見極められたり、ブレークポイントをしっかり取れるようになったり……そこが一番、今いるところ。一番はメンタル面だと思います。

錦織は試合においてスロースターターなところがあり、第1セットを落としたり自分のサービスゲームをデュースの末にようやくキープすることも多いプレーヤーです。

連戦となるグランドスラムで優勝するためには、格下の相手にはストレートで勝利し、スタミナを温存するなどの工夫も必要になります。

そのうえで自信を持って上位選手に挑戦すれば、優勝トロフィーを手にする日は近く訪れることでしょう。

錦織圭の弱点を元世界1位が指摘。「ケイはもう少し成熟する必要がある」|テニス |集英社のスポーツ総合雑誌 スポ…トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)の時速200キロ超のサーブを完璧なタイミングで次々に跳ね返し、リターンウイナーを連発する。翌日のニック・キリオス(オーストラリア)戦ではコートを縦横に走り、最後はネット際でボールに飛びつき…sportiva.shueisha.co.jp

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