皆さんは「ソムリエ」と聞くと何を想像しますか？おそらくワインを始めとする飲料や野菜ソムリエといった、主に飲食のソムリエを思い浮かべるのではないでしょうか。最近では古本ソムリエや出汁（だし）ソムリエといった、その道のプロのことを総称する呼び方が多く存在しますが私たちの住む鹿児島を代表する「温泉」にもソムリエが存在します。
県外の”自称温泉”にガッカリ？鹿児島県民あるある
群馬の草津温泉や大分の湯布院温泉など日本には多くの有名温泉地がありますが、鹿児島県指宿（いぶすき）市や霧島市も、県内有数の人気観光地です。私たちの済む鹿児島市内にもいたるところに源泉かけ流しの贅沢温泉があり、ほぼ毎日温泉に通うという人も珍しくありません。マイカーには温泉道具を常備しているという人も多いのではないでしょうか。
最近では家族や友人同士、カップルで楽しめる日帰り個室温泉も増えており、鹿児島在住の方はもちろん、県外・海外からの観光客の方にも楽しんでもらえる温泉施設が充実してきています。
そんな鹿児島県民にとっては湧き水（温泉）が身近なだけに、旅先の”温泉”と呼ばれる循環湯にはがっかりすることもしばしば。湯に浸かる瞬間「これ、本物じゃねぇ…！」と、利き酒ならぬ利き湯ができる人も多い…かもしれません。
鹿児島県の泉源数は約2,730で大分に次いでで全国2位なんですよ! 県内の公衆浴場もほとんど温泉だったりするんです。
— リリーかごしま (@lily_kagoshima) December 27, 2016
「温泉ソムリエ」って何？他にも多数存在する「温泉資格」
温泉にも民間資格である「温泉ソムリエ」が存在します。一般の温泉フリークの方をはじめ、医療従事者や研究機関に携わる方々が多く所有している温泉ソムリエは、温泉に関する基礎知識はもちろん、温泉の成分や禁忌症などが記載されている温泉分析書の読み方や入浴法などについて学んでいます。
他にも温泉にまつわる資格は意外と多く、温泉保養士（バルネオセラピスト）と呼ばれる医学の観点から温泉を健康に活かす温泉療法を学ぶプロや、温泉の正しい入浴方法や身体測定に基づき健康アドバイスをすることのできる「温泉入浴指導員」という資格もあるんです！
ちなみにお笑いタレントのスギちゃんや安めぐみさん、釈由美子さん、石黒彩さんなど芸能人の中でも温泉ソムリエを持つ方が多くいます。
温泉ソムリエに聞く温泉の正しい入り方
https://t.co/MOnmZZDo4T @DIME_HACKSから
— @DIME編集部 (@DIME_HACKS) December 30, 2016
新発想！温泉水を練りこんだ「温泉さつまあげ」
数多くの温泉を持つ鹿児島は食の宝庫でもあり、中でも鹿児島土産・特産品を代表するのが魚のすり身を揚げた「さつま揚げ」です。ここにも温泉ソムリエならではのアイデアを取り入れた新発想が。
画像引用：ひふみよ合同会社
神話の大地でもあり湯の町でも知られる霧島の温泉水を、さつま揚げに活かせるのではないかと公案し完成したのが鮫島屋の「温泉さつま揚げ」。ふわふわもちもちの食感とやさしい味わいは旬の食材に温泉水を練りこんだ温泉さつま揚げならではです。
画像引用：Travel.jp
美容や健康のために温泉に入る方は多いものですが、温泉を食べるという発想は斬新。保存料やグルテンを使用していないため安心して食べることができます。食の安全性が注目される近年、お酒のおつまみにもおやつにもなる安心のさつま揚げを家族で楽しむことができるのは嬉しいですね。
鹿児島土産に、海外からの観光客の方に、浸かる温泉と食べる温泉で鹿児島を思う存分満喫してもらいたいものです！
http://www.nta.co.jp/yado/onsen/onsen100/
via：日本旅行
http://guide.travel.co.jp/article/12300/
via：Travel.jp
via：Wikipedia 温泉ソムリエ
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