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2024/12/10:フリーペーパーvol.105発刊!

まとめサイトと二次創作の危うい共通点

「まとめサイト」や「二次創作」という言葉をご存知でしょうか。

そもそも一般的な認識では、このふたつは別のカテゴリーですが「オリジナルが存在したうえで成り立っている」という、おおまかな共通点を持っています。

「まとめサイト」はその名の通り、世にあふれる様々な情報をジャンル別や、もっと細分化してまとめ、それを掲載しているサイトです。

「まとめ」なので、そのサイトの運営側が直接取材などして調べた情報というより、インターネットなどに散在する情報を「引用」している記事は多いといいます。

それは大手のまとめサイトでも例外ではないようで、このほど、その「大手のまとめサイト」に「医学的根拠のない記事が多数存在している」とか「引用されたと思われるものとサイトの記事では内容が改変されている」といったような報道があったりします。

そして、そんな不正確なまとめサイトはひとつふたつではないようで、いくつものまとめサイトが運営を休止などしているといいます。

「引用」する場合、どこからどこまでが「引用」かを示し、つぎはぎや改変などの勝手な「編集まがい」なことはせず、引用元がわかるようにする。

本当のことを言えば、その「引用元」を管理するひとなどに許可を取ることができればいいのですが。

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そして、「二次創作」。これは、例えば自身が好きな漫画やアニメ、ゲームなどなどがあったとして、それを自身で改めてイラストとして描いたり、元の作品には存在しない、もしくはその媒体にはなっていないエピソードなどを漫画として描いたり、元の作品では起き得ないようなエピソードを小説形式で書いたり、などなどを指すようです。

二次創作は一般的に考えれば、いわゆる「著作権」を侵害しているはずですが、多くの場合グレーゾーンと化しているのが現状のようです。

あの「TPP」関係の話題にもなった「親告罪」・「非親告罪」うんぬんもグレーゾーンの象徴かもしれません。

「同人誌」と呼ばれる、主に販売目的の冊子には、「二次創作」のものが少なくないのですが、二次創作物には「諸経費を売り上げが上回らない」つまり「利益を得ない」なら販売してもいい、という暗黙のルールが存在するらしいということのようです。

これは「グレー」なのでしょうか。

「オリジナル」の上に成り立つ「まとめサイト」と「二次創作」。違うのは「まとめサイト」は「元の情報を変えてはならないし不正確な情報をまぜてはならない」が「二次創作」は「元の作品をコピーしたものこそアウトで、二次であろうが自身で創作したものならグレーゾーン」というところでしょうか。

「引用元」や「元の作品」がなにで誰のものかわかるようにしておくことは大切です。そうすれば第三者がオリジナルのものと混同して捉えてしまうことも減るでしょう。

「パクり」や「盗作」、「海賊版」なんて言われたくないですよね?

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